帯や小物のたたみ方 袋帯 名古屋帯 帯締め 帯揚げ 肌襦袢 腰紐のしまい方

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袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方 

帯をたたむときに最も大切なことは、前柄とお太鼓部分に折り目を付けないことです。

お太鼓部分に折れ線が付いていると「帯が泣いている」といったりします。

帯の生地は着物の生地よりも厚みがありしっかりとしているので皺が付きにくいと思われがちですが、思いのほか皺や折れ線が付きやすく、また一度皺や折れ線が付いてしまうと自分ではなかなか取り除くことができません。

帯をたたむときは、自分のサイズに合った前柄とお太鼓の位置を確認して、綺麗な帯のたたみ方を習得し皺や不要な折り目がつかないようにしておきましょう。

正しいたたみ方で保管することで、長く美しい状態を保ち帯を使うことが出来ます。

帯をたたみむ時の基本ポイント

まず、着用後の体温の残っている状態の時に、すぐに手で皺を取ります。

体温が残っている状態の時に手で皺を取ることで、着用時の皺は簡単に取ることが出来ます。

帯をたたむ前に体温や湿気を取り除くために、直射日光をさけて風通しの良い場所で一晩くらい吊るしておきますが、吊るす前に着用時についた皺を取っておくことが大切です。

 

繰り返しになりますが、帯をたたむときに最も大切なことは、前柄とお太鼓部分に折り目を付けないことです。

自分の前柄とお太鼓部分を確認し、袋帯や名古屋帯をたたみましょう。

袋帯のたたみ方

袋帯にはいくつかのたたみ方がありますが、手で軽く皺を伸ばしながら、たたんでいきます。

袋帯の一般的なお太鼓部分に響かないたたみ方をご紹介します。

八つ山の袋帯のたたみ方

袋帯のもっとも一般的なたたみ方です。

細帯も同じたたみ方でたたみます。

帯の端と端を合わせて、3回重ねて折るシンプルなたたみ方です。

簡単な方法なので初心者の方でも綺麗に袋帯をたたむことが出来ます。

外表でたたむ場合が多いと思いますが、裏側を表に中表にたたむと帯の表が汚れにくくなります。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方 八つ山

  • 帯を広げてたれ先と手先を合わせて、2つ折りにします。
  • 折り返しの所に着物枕や真綿の棒、薄紙を丸めたものなどを挟んでおくと皺が防げます。
  • 帯に箔や刺繍がある場合は、その部分に薄紙を当てて保護しておくと安心です。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方 八つ山

  • さらに半分に折ります。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方 八つ山

  • 最後に3回目、もう一回折るとたとう紙に入る長さになります。

屏風だたみの袋帯のたたみ方

山折と谷折を繰り返しおこない、たたんでいく方法を「屏風だたみ」といいます。

屏風だたみは、表地と裏地のずれが少なく生地の釣り合いを保てるというよさがあります。

デメリットとしては、全ての折れ線がきつく付いてしまうことです。

袋帯のたたみ方 屏風だたみ

自分で行う時は均等な幅に折るのは難しいと思います。

こちらの袋帯は仕立て後に屏風だたみで収められたので、折れ線の通りに屏風だたみで保管しています。

お太鼓に折れ線が出ない袋帯のたたみ方

お太鼓の長さの端と端を合わせて折る八つ山のたたみ方では、着物を着る人のサイズによってお太鼓部分に折れ線が出てしまう場合があります。

基本の八つ山のたたみ方のような端と端を合わせて3回折りたたむ方法ではなく、たれ先50㎝を出した状態で折り重ねると、高い確率でお太鼓部分に折れ線が出来ません。

私が袋帯のたたみ方で1番良いと思うたたみ方が、このたたみ方です。

実際に通常の折り重ねる八つ山のたたみ方では、お太鼓部分に折れ線が出たことがありますが、こちらのたたみ方では折れ線が出たことはありません。

ちなみに、お太鼓部分に折れ線が出てしまった時は、着物を着なれた方から残念そうに「帯が泣いているね」とさりげなく教えていただいたことがあります。

それ以降は、特にお太鼓部分に折れ線が出ないように気を使っています。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方+お太鼓に折り目が入らないたたみ方

  • たれ先50㎝を出して半分に折りたたみます。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方+お太鼓に折り目が入らないたたみ方

  • 半分に折りたたんだ部分をさらに半分に折りたたみます。
  • 写真では2回目の折りたたみは、裏側にたたんであります。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方+お太鼓に折り目が入らないたたみ方

  • 3回目は表側に折りたたみます。

袋帯のたたみ方 基本的なたたみ方 

  • たれ先50㎝を折り重ねた帯の上に、折り重ねます。

名古屋帯のたたみ方

名古屋帯は仕立方に様々なバリエーションがあり、仕立方によってもたたみ方が異なってきます。

こちらでは、名古屋帯の一般的なお太鼓部分に折り目が響かないたたみ方をご紹介します。

時代の古い名古屋帯の場合は寸法が短いものがあったり、現代の名古屋帯でもお太鼓柄や前柄の位置が様々な場合があります。

自分の寸法にあった方法で、前柄やお太鼓部分の柄に折り目が付かないように様子を見ながらたたみましょう。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

胴に巻く部分を半分に折って仕立ててある、通常の名古屋仕立てのたたみ方です。

お太鼓部分と胴の部分とでは厚みが違うので、たたんだときに厚みが均一になるように折り重ねると、余分な皺が付くにくくなります。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 縫い止まりが左に来るように名古屋帯を広げます。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 前帯とお太鼓の境にある縫い止まりを3角に折ります。
  • 手先をたれ先に向けて折り、たれの端に揃えます。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 手がたれ先に届いたらたれの端に添って直角に折り曲げます。
  • さらに手を直角に3角に折り、手先を左側に流します。
  • 左側の縫い止まりの手前で手先を内側に折り返します。
  • 左側の縫い止まりの3角形を内側に折り返します。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 右側の3角形部分と垂れを内側に折り返します。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 垂れ先を内側に折り返して終了でもいいです。
  • その場合は着物用のたとう紙を用いると大きさが合います。

名古屋仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • さらに半分に折りたたむとコンパクトに小さいサイズになります。

松葉仕立ての名古屋帯のたたみ方

松葉仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 縫い止まりが左に来るように名古屋帯を広げます。
  • 縫い止まりの3角を整えながら、手先を上に流します。
  • 上に流した手先をさらに3角に整え、帯の垂れに重ねます。

松葉仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • 手先を縫い止まりの上に重ねる場合もあります。
  • 帯を半分に折ります。

松葉仕立ての名古屋帯のたたみ方

  • さらに半分に折ります。
  • 収納スペースに合わせて、必要な場合はさらに半分に折ります。
  • 上の写真ではお太鼓や前柄を考慮して、3等分に折りたたんでいます。

松葉仕立ての名古屋帯のたたみ方

名古屋帯の場合はお太鼓や前柄の位置が様々です。

ポイント柄がある場合は柄の位置が分かりやすいのですが6通や全通の場合は、目安としてたれ先から65㎝程の位置がお太鼓の中心と覚えておくと良いです。

額縁仕立ての名古屋帯のたたみ方

額縁仕立ての名古屋帯の場合は、袋帯と同じたたみ方でたたみます。

袋帯の長さは約420㎝、名古屋帯の長さは約360㎝なので、前帯やお太鼓部分に折り目が付いてしまう場合があります。

そのような場合は、手先を20㎝ほど出してからたたむと、柄の部分に折り目が付かなうなります。

あくまでも目安なので、自分の寸法での前帯やお太鼓部分の位置を確認しておきましょう。

表を内側にたたむ方法もあります

一般的には表の生地を外側にして外表でたたみます。

大事な表側に汚れや傷がつかないようにする場合は、表の生地を内側にする内表でたたむ方法がおすすめです。

帯締めの収納の仕方 房を綺麗に保つ結び方

帯締めの房が広がっていると美しい着物姿も台無しになってしまいます。

房が整っていると新しく清潔な印象を与えてくれます。

使用ごとのひと手間で房を綺麗な状態で保つことが出来るので、習慣にすることをおすすめします。

輪ゴムなどのゴム素材から発生するガスによって、帯締めに使われている金糸などが反応することで変色の原因になります。

ゴム素材は使わないようにしましょう。

房を帯締め本体で結ぶ方法

帯締めの房のまとめ方

  • 両房を揃えて2つ折りにします。
  • 折り端の輪の部分を持ち帯締めを束ねるように輪を作って囲みます。

帯締めの房のまとめ方

  • 結び目の中に房が入るように整えます。
  • 結び目を締めて緩まないようにします。

帯締めの房のまとめ方

  • 房の根本部分に結び目を合わせます。

結び方を覚えてしまえば、薄紙などで巻いておく必要がないので便利です。

デメリットは収納時にかさばることです。

帯締め自体でまとめることが出来るので、外出時には便利な方法だと思います。

100均のケーブルチューブを使う方法

帯締めの房をまとめる方法 ケーブルチューブを使う方法

  • 100均に売っているプラスチックのケーブルチューブを使います。
  • 帯締めの太さに合わせて、ケーブルチューブの太さを選びます。
  • 通常の帯締めの場合は太いサイズがちょうど良いサイズです。
  • 細いサイズは3分紐に使っていますが、少し余裕があります。

帯締めの房をまとめる方法 ケーブルチューブを使う方法

  • 房全体を覆う長さ、約にカットします。
  • 房の部分にはめ込んで房が収まる所まで移動させます。

何度でも簡単に取り外しができるのでお勧めの方法です。

ケーブルチューブの角が気になる場合は、鋏で丸くカットすると帯締めを傷める事が無くなると思います。

均一な幅なので、自宅での収納も便利だと思います。

帯揚げのたたみ方

体温にぬくもりや湿気があるうちに手で軽く皺を伸ばしてから、室内の風通しの良い場所干しておきます。

帯揚げのたたみ方

  • 体温や湿気がなくなってから綺麗にたたみます。
  • 皺が付いている場合は手で伸ばしながらたたみます。

下着のたたみ方

下着のたたみ方

  • 襦袢だたみと同じように左右の脇縫い線で右の身頃から順に折り重ねます。

下着のたたみ方

  • 右の脇縫い線が身頃の中心(背中心)にくるように折り重ねます。
  • 袖口の部分を折端の線に揃えます。

下着のたたみ方

  • 左側の身頃も同じように折り、左袖は右袖の上に同じように折り重ねます。

下着のたたみ方

  • 丈を半分に2つ折りに重ねます。

腰紐の5角形のたたみ方

腰紐や伊達締めなどの着物を着るために使う紐類は、基本的には洗いません。

特に博多織の伊達締めは洗うと張りが無くなるので、自分で洗うことは避けた方が良いです。

腰紐をたたむときは5角形に折る方法がおすすめです。

皺が伸びることで紐の幅が確保でき、次回の着付けの時にも取り出しやすく使いやすい状態になります。

腰紐のたたみ方

  • 紐の皺を伸ばして半分に折ります。

腰紐のたたみ方

  • 端の部分を重ねて斜めに折ります。

腰紐のたたみ方

  • 隣り合った角同士を合わせるように、折り重ねていきます。

腰紐のたたみ方

  • 繰り返して、5角形になるように折り重ねていきます。

腰紐のたたみ方

  • 折り終りの輪の部分を差し込んで終了です。

まとめ

  • 着用後の体温の残っている状態の時に、すぐに手で皺を取ります。
  • 体温が残っている状態の時に手で皺を取ることで、着用時の皺は簡単に取ることが出来ます。
  • 帯をたたむ前に体温や湿気を取り除くために、直射日光をさけて風通しの良い場所で一晩くらい吊るしておきますが、吊るす前に着用時についた皺を取っておくことが大切です。
  • 帯をたたむときに最も大切なことは、前柄とお太鼓部分に折り目を付けないことです。
  • 自分の前柄とお太鼓部分を確認し、袋帯や名古屋帯をたたみましょう。

今回は、名古屋帯のたたみ方を中心にご紹介しましたが、仕立て先によっては様々なたたみ方がされていると思います。

帯のたたみ方や着物のたたみ方にも共通して言えることですが、私は、折り目を増やさないことを最優先に考えて、初めにたたまれている通りにたたむようにしています。

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