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有職組紐の道明の帯締めの気配りの包装方法 新情報とお得情報など

きもの愛好家の中で、締まり具合がよく人気の高い「道明」の帯締めです。

今までは上京時に百貨店内の呉服売り場で購入していましたが、百貨店では、お目当ての色や組み方の帯締めがなかったりすることもあるので、「いつか、上野の本店に行ってみたいな」と思っていました。

ちょうど機会があったので、上野の不忍池近くにある「道明」本店へ伺った時の商品の包装やお得情報などをまとめてみました。

 

新情報はカード払いが可能になってお支払いがしやすくなりました。

頒布品や新柄についてのお得情報をご紹介します。

有職組紐「道明」の帯締め

今回初めて上野の「道明」本店で帯締めを購入したのですが、本店ならではの心使いのある包装が素敵だったので、ご紹介したいと思います。

「道明」の帯締めの包装・心使いいろいろ

道明では、帯締めを箱に入れ包装していただけます。

特別、変わったことではないのですが・・・

矢印の輪ゴムは何?・・・

私が輪ゴムを巻いたのではありません。

不思議に思いながら、輪ゴムをはずすと・・・

「あれ?ついてない?剥がれている・・・」

切手タイプのシールなのですが、明らかにつけようとしていないのが分かります。

 

そういえば・・・

と思い出したのが、こののり付けしていない状態で輪ゴムで留めているのが「道明」の心使いということです。

具体的に説明すると・・・

例えば、自分用に購入したものの似たような色目の帯締めを持っていて、後に友人にプレゼントしようと思った時、シールを使って包装することが出来るということなのです。

そこまで考えて包装しているお店ってないような気がします。

心使いが凄いです!

 

包装紙を剥すと、またまた丁寧な包装が続きます。

ここからは、百貨店での購入時と同じ包装になります。

左に巻いてある薄和紙のような包装を開くと、右のような状態になります。

 

左が蓋をあけた状態です。

またまた、薄和紙が掛かっていて帯締めを見ることが出来ません。

箱の中の薄和紙をめくると帯締めが出てきます。

結構焦らされますが、まだ帯締めを手に取ることは出来ません。

左の白鼠が今回購入した冠の帯締めのです。

帯締め中央の紅白の紐を解き、ようやく手に取ることができます。

 

右は以前購入した玉子色の冠の帯締めのです。

同じように箱の中に収めてみましたが、綺麗に整えるにはコツが必要のようです。

とにかく丁寧に綺麗に包装されているので、一層「道明」の帯締めが素敵に感じてしまいます。

薄和紙の和歌

商品が入っている箱の中の薄和紙には、和歌が印刷されています。

上段には、牟羅左幾能 袮所面乃以東能 年母許呂耳(紫の 根染の糸の 懇ろに)久美津留飛毛遠 奈川閑之美 於毛布(組みつる紐を 懐かしみ 思う)

下段には、黄尓紺仁 安称可紫 以呂以呂能(黄に紺に あかね紫 いろいろの)啄木乃比毛波 宇都久之貴加茂(啄木のひもは うつくしきかも)

五代目の道明新兵衛と親交のあった、香取秀真(かとり ほつま)氏の歌だそうです。

お得な頒布品や新柄情報

「道明からのお知らせ」による新柄の帯締め

 

頒布品や新柄をホームページやインスタでお知らせされています。

冠組なのど無地タイプの帯締めも頒布品として提供されているので、気になっている色目がある場合はお得に購入できます。

頒布品の取り扱いは上野の「道明」本店なので、直接本店に伺うか、郵送してもらうかの2パターンです。

 

地方にお住いの場合は郵送になりますが、一度上野の「道明」本店に伺ってみるのも良いと思います。

その場合、希望により「道明からのお知らせ」が届くようになります。

 

昨年夏に行われた髙木麹商店でのイベントですが、これからも行われるそうです。

購入するときは、実際に帯の上に帯締めを乗せて色目を確認するのが良いと聞いています。

金沢近辺にお住いのきもの愛好家の方には、このようなイベントはよい機会なので、嬉しいですね。是非お勧めします。

ちなみに、地方でのイベントでは組紐体験などは道具の関係上難しいとのことです。

 

「道明」のInstagramには「道明の色名」として、帯締めに使用されている色目の説明がされています。

色に興味のある方は、是非ご覧ください。

有職組紐「道明」のホームページ

有職組紐「道明」のInstagram

商品のお支払方法

「道明からのお知らせ」新柄の帯締め

 

「道明」本店でのお支払い方法ですが、今までは現金でのお支払いとなっていましたが、現在はカード払いも可能になっています。

遠方から出向いた時など素敵な帯締めに出会ったら、手持ちのことを考えなくても購入することができますね。

終りに

高麗組のような密度の高いしっかり目の帯締めを愛用していた頃、刺繍の帯を締めた時の刺繍の擦れが気になったことがあります。

擦れ予防に冠などの帯締めを勧められたのが「道明」へのきっかけになりました。

なかなか無地の帯締めに興味が向かなかったのですが、素敵なセンスの持ち主にアドバイスをいただき、実際に帯に乗せてみて無地の帯締めのすっきり感が素敵に感じました。

その後、いろいろなコーディネートに活用しやすいこともあり、王道カラーの無地冠組がお気に入りです。

青系では「瓶覗」がすっきりとした綺麗な色でした。

 

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