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こちらは、私が着物を着始めた頃に頻繁に作っていた、とても簡単に自分で出来る着物セルフヘアアレンジのやり方です。
小紋や紬など普段着着物や街着のカジュアルな着物に似合う髪型です。
ウイッグを使って頭頂部や後頭部のボリュームを出すので逆毛いらずで、不器用な方でも簡単に作ることが出来るのでおすすめの方法です。
ウイッグの毛先を見せたアレンジなので「簡単」「綺麗」「若く見える」を「時短」で可能にするアレンジです。
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着物の髪型 自分で簡単にヘアアレンジする綺麗で時短テクニックの和装ヘアスタイル
ウイッグを使って15分 時短 簡単 小紋に合う着物の髪型の手順
「簡単」で「綺麗」に和髪を作ることが出来る独自の「時短テクニック」を活用して、小紋に合う着物の髪型をアレンジします。
比較的若々しい印象を与える着物の髪型です。
時短テクニックで「簡単」「綺麗」に作る方法、手順
≪ブロッキング≫
- まず初めに、写真のように頭頂部をブロッキングをします。
- 前髪の生え際を底辺に、3角形をイメージしてブロッキングします。
- 3角形にブロッキングすることで、ブロッキングの分け目が隠れるので綺麗な仕上がりになります。
前髪の生え際を底辺に、3角形をイメージしてブロッキングします。
- ブロッキングした前髪と頭頂部の髪を前方によけておきます。
- 残りの両サイドと後ろの毛でポニーテールを作ります。
- ポニーテールの毛先は最後まで引き抜かず、写真のように輪の状態を残しておきます。
≪時短ポイント≫
お団子を作る時に1つにまとめた毛を、三つ編みにして根元にまとめる方法がありますが、この方法だと時間がかかり腕が疲れます。
毛先を最後まで引き抜かずに輪の状態に残して、輪の根元に毛先をクルクルと巻いていきます。
固定のためにUピンでおさえて、お団子の完成です。
この方法を使うとかなり簡単に短時間でお団子を作ることが出来ます。 是非、やってみてくださいね。
お団子が完成した様子です。
≪若く見えるポイント≫
同じ手順で行っても、お団子を作る位置の違いで若く見えたり、老けて見えたりします。
お団子を作る基本となる位置は顎と耳を結んだ線になり、この延長線上にお団子があると若い雰囲気になります。
顎と耳を結んだ線よりも下になるほどに、落ち着いた雰囲気になり老けて見られる原因にもなります。
着物の雰囲気と合わせると、着物姿全体がまとまって素敵な装いになります。
- ハードタイプのスプレーをかけて、手で両サイドや後頭部の表面を撫でて整えます。
≪綺麗な仕上がりのポイント≫
お団子を作り終えた段階で、モシャモシャとした通称「あほ毛」をなくしておくと、仕上がりが綺麗になります。
≪時短ポイント≫
何も邪魔するものが無いこの段階で行うことで、簡単に綺麗に髪の流れを整えることが出来ます。
後回しにすると、確実に時間がかかる上にどんどん乱れてしまいます。
*お団子部分は隠れるので、手を加えなくてもいいです。
- お団子の上にウイッグを被せます。
- ばばピン2本を使ってウイッグの上部を固定します。
Uピンではなくババピンを使うことをおすすめします。
Uピンだと固定が不安定なので、後から動いてしまうことも考えられます。
- ウイッグを付けた根本付近に、小さいサイズのすき毛(あんこ、たぼ)をのせて、Uピンで固定します。
≪時短ポイント≫
この部分にすき毛を足すことで、逆毛を立てることなく簡単に頭頂部にボリュームを出すことが出来ます。
また頭頂部にボリュームを出すことで、着物に合う髪型になります。
着物の髪型の場合はサイドか頭頂部か後頭部か、どちらかにボリュームをもたせることをおすすめします。
時間を掛けたくない場合は、頭頂部と後頭部の2か所にボリュームを出すと着物姿が華やかになります。
- 残したあった前髪部分を、すき毛やウイッグの根元を隠すように被せます。
≪ミディアムの毛先の処理≫
- 毛先が見える状態でそのまま、ふわりとウイッグに覆い被せます。
- ミディアムの場合は、残してあった前髪部分にだけカーラーを巻いておくと毛先の処理が簡単で綺麗な仕上がりになります。
- Uぴんを使って地毛が動かないようにところどころを固定します。
- ハードスプレーをしっかりをかけて終了です。
≪ロングの毛先の処理≫
- ウイッグを覆った残りの毛先を三つ編み、もしくは縄編みにします。
- Uぴんを使って地毛が動かないようにところどころを固定します。
- ハードスプレーをしっかりをかけて終了です。
ロングの場合は、毛先を編み始めた部分を固定するとUピンの本数を少なく抑えられます。
≪綺麗な仕上がりのポイント≫
前髪をウイッグに覆い被せるときに、早い段階で1度ハードスプレーを軽くかけます。
今回のように逆毛を立ててない場合は、髪がさらさらとしています。 髪の表面に軽くスプレーをすることで、髪が乱れにくくなり作業がしやすくなります。
*髪をアレンジする前に、髪全体にムースやワックスを馴染ませておく方法がありますが、ムースやワックスの香りが苦手なので、出来るだけ使わないように工夫しています。
- 三つ編みもしくは縄編みをして止めておいたゴムの部分を利用して、ウイッグに馴染ませるようにウイッグの中に入れ込み固定します。
≪左サイド≫
白く囲んである部分がウイッグです。
≪右サイド≫
ウイッグの表面に地毛がのっています。
≪後ろ姿≫
ウイッグの上に地毛があるのが分かります。
ウイッグと地毛が馴染んでいるので、違和感はないです。
時短で簡単 小紋の着物の髪型に合うポイント
こちらの髪型は、小紋や若い雰囲気に合った着物の髪型の例とした紹介しました。 全体的に高い位置になっていることやウイッグの毛先が見えるように残していることが、若い雰囲気を作り出しています。
私が30代40代の時に、訪問着や付け下げ、無地、小紋、紬など着物の種類を問わず、こちらのアレンジを活用していました。
とても簡単に自分でアレンジできるので、50代60代でも活用しようと思っています。
着物が若い雰囲気の場合は、年齢に関係なく丸いシルエットの髪型や着物の雰囲気に近い髪型にすることをおすすめします。
その方が、見ていても違和感がありません。
高い位置でお団子を作ると若い雰囲気になりますが、お団子を作る位置を変えることで、自分がなりたいイメージに近づけることが出来ます。
時短で簡単な着物の髪型のアレンジに使用した小物や道具
頭頂部のボリュームに使用したウイッグとすき毛(あんこ、たぼ)
今回はこちらのタイプのウイッグとすき毛を使いました。
22㎝のウイッグは今回の髪型以外でも使用頻度が1番多いウイッグで、とても使いやすいタイプです。
ウイッグの毛先を使っていろいろなアレンジができるので、これ以上小さなものはおすすめしません。
すき毛は、小さいサイズを使いました。
頭頂部の好みのボリュームに合わせて、すき毛の量を調整してください。
頭頂部のボリュームの出し方は、サイドのボリュームや顔の大きさによっても変わってくるので、いろいろと自分の好みを確認してみてください。
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黒色、自然色、褐色の3色のカラーが選べるすき毛です。
カラーが選べるすき毛はあまりないので、おすすめです。
着物 和装の髪型を自分で作る時に使う材料
こちらのアレンジでは、ヘアピン2本、Uピン4本、輪ゴム2個使いました。
黄緑のケースの固定ワックスは、顔まわりの髪の処理や外出先で後れ毛が気になる場合に使います。
毛先をカールさせておいた方が、ヘアアレンジの時間の短縮ができます。
今回は前髪部分と頭頂部の毛先に1個か2個のカーラーを使います。
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夜のお食事や急に着物でお出かけしたくなったときは、ホットカーラーがおすすめです。
今回は、ブロッキングした後に前髪と頭頂部の毛先にだけカールします。
ホットカーラーを巻いている間に他の部分のアレンジをします。
ウイッグを使った小紋に合う着物の髪型和装に似合う水引きの髪飾り
着物に合う水引きの髪飾りを挿してみました。
こちらの水引きの髪飾りは軽めなので、浴衣を着た時にもよく似合う髪飾りです。
ピンクの水引きの髪飾りは、よりかわいい雰囲気なので低い位置に挿してみました。
髪型が同じでも、簪などの髪飾りの位置を変えるだけで落ち着いた雰囲気に変わります。
小紋の着物の髪型に似合う水引きの髪飾り
こちらは自分で作った水引きの髪飾りです。
透け感があるので、夏の着物や浴衣を着た時の浴衣の髪型にも合う髪飾りです。
ウイッグを使った時短ヘアアレンジ 超簡単に出来る小紋に合う着物和装の髪型のまとめ
着物を着る機会が増えると、簡単に着物の髪型をアレンジできると便利です。
時間が大幅に短縮できるので、時短ヘアアレンジで着物を着る機会が更に増えると思います。
作り方、手順がわかれば、あとは何度も繰り返すことで、どんどん早く綺麗に出来るようになります。