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パールトーン加工のアフターサービス アフターケアのメリットデメリット

パールトーン加工

パールトーン加工の最大のメリットは、無料でアフターケアを20年間受けることが出来ることです。

着物の着用後のケアの費用を抑えることが出来るのはとても魅力的ですが、実際には必ずしも20年間の期間、無料でアフターケアを受けることが出来るわけではありません。

パールトーン加工にはメリットデメリットがありますが、着物ライフによっては安く綺麗を実現できる魅力的なサービスになります。

 

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パールトーン加工のクリーニングや染み抜きのメリット

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パールトーン加工の1番の目的は、着物を汚れにくくすることです。

最大のメリットは、クリーニングや染み抜きなどの費用をかけずに綺麗な状態を保つことが出来ることです。

着物は着用後のお手入が必要になりますが、その費用を抑えることが出来るのはとても魅力的です。

パールトーン加工とは 何年の効果期間 料金やアフターサービスのお得な内容 

アフターケアでのクリーニングや染み抜きが無料

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パールトーン加工を施した着物、帯、長襦袢には、アフターケアサービスが付いています。

「衿、袖口、裾の汚れの部分洗い」と「胴回りの汗抜き」のクリーニングや染み抜きを原則無料で行ってくれるサービスです。

それ以外でも、アフターケアで行うベンジンを使用する下洗いの作業範囲で落ちる軽い汚れであれば、無料でアフターケアしてもらえます。

 

2011年7月1日からパールトーン加工を施した対象品には、パールトーン加工を行った日から20年間の間、アフターケアを利用することが出来ます。

20年間の期間中での回数の制限はなく、何回でも利用することが出来ます。

また、2011年の6月30日以前にパールトーン加工を行っていた対象品に対しては、旧規定が適応されます。

旧規定では、アフターケアの年数と回数の制限がないので、他にはなかなかないサービスでした。

無料のアフターケア以外の汚れや丸洗いが必要な場合でも、低価格で染み抜きを依頼することが出来ます。

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アフターケアの内容ですが、実は、私はこの無料アフターケアというのは、丸洗いのことだと勘違いしていました。

「丸洗いを頻繁にしていたら、着物の艶がなくなる」

「頻繁に丸洗いをしない方がいい」

と聞いていたので、あまりアフターケアを利用していなかったのです。

何気なく聞いたことで、ようやく分かったのですが、お店や担当の店員によって詳しい説明をしてくれない場合があるので、疑問に思ったことは積極的に質問した方がいいです。

半永久的にパールトーン加工の効果が得られる

パールトーン加工の規定のお手入れ方法でお手入れを行っている場合は、半永久的にパールトーン加工の効果が持続します。

お手入の際にはどうしても加工の効力がなくなってきてしまい、そのような時は、もう1度加工を施さなくてはいけないのですが、株式会社パールトーンでお手入の際に効果の減小や無効化が確認された場合は、無料で再度パールトーン加工を行ってくれます。

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パールトーン加工の半永久的持続についても、説明されることは少ないようです。

私の場合ですが、「丸洗いを繰り返すと加工の効力がなくなるので、もう1度加工をしなくてはいけない」と説明されたように記憶しています。

取次店、取扱店ではパールトーン加工についてきちんと理解しているのか疑問に感じてしまいます。

撥水防汚効果で濡れにくく汚れにくくなる

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パールトーン加工では繊維の1本1本の撥水防汚効果により、、水や油の汚れを防いでくれます。

また、保管中のカビの発生防止の効果が期待できます。

留袖や喪服など、着る機会の少ない着物や帯には、安心のパールトーン加工です。

パールトーン加工のクリーニングや染み抜きのデメリット

万能ではないパールトーン加工

パールトーン加工は、撥水防汚効果で汚れやしみが付きにくく雨などの浸透を防いでくれることから、食事中の汚れやお天気の心配を軽減してくれます。

このように、汚れやしみを過度に心配することなく、安心して着物を楽しむことが出来るパールトーン加工ですが、パールトーン加工の撥水防汚効果は万全の効力があるというわけではありません。

パールトーン加工の依頼時に「撥水効果や防汚効果の機能の限度を超えた場合では、パールトーン加工の効力は維持されない」との説明があります。

私は加工時にこのような説明を受けたことがないのですが、「撥水防汚加工は万能ではなく、機能の範囲を超えた場合は濡れたり汚れが付いたりすることがある」ということなので、それなりの注意は必要になります。

株式会社パールトーン以外での染み抜き料金が割高になる

株式会社パールトーン以外で染み抜きを依頼した場合、パールトーン加工の施された着物や帯は加工がされていない場合と比べると作業に時間がかかることから、その分割高になってしまいます。

個別に染み抜きが必要なシミの場合は、まずガード加工を取り除いてからではないと染み抜き作業が出来ません。

パールトーン加工が施されていない場合はガード加工を取り除く必要がなく、作業時間がかからないのでその分安くなります。

パールトーン加工に限らず、その他の「はじく加工」なども同じなので、何らかの加工を施した場合は割高になります。

クリーニングや染み抜きの依頼できるお店が限定される

自分でパールトーン加工を依頼した場合】

パールトーン加工を施した着物や帯は、加工を依頼したお店でクリーニングや染み抜きをしてもらうことがおすすめです。

依頼するお店が限られることになりますが、通常は着物や帯を購入したお店でクリーニングや染み抜きを頼む場合が多いので、必然的にパールトーン加工の最大の魅力である、無料のアフターケアを利用することになります。

丸洗いのクリーニングの場合は、株式会社パールトーンのクリーニングでないと加工が取れてしまいます。

パールトーン加工を行った着物や帯のお手入は、加工の効力を確認し再加工を施してくれる株式会社パールトーンに任せるのが理想的です。

すでにパールトーン加工がされている場合】

譲り受けた着物にパールトーン加工が施されていた場合では、無料でのアフターケアを受けることが出来ません。

有料でのクリーニングや染み抜きをになりますが、20年間の加工の効果の維持は可能となります。

呉服店によってクリーニングや染み抜きの価格は違ってくるので、事前の見積もりが必要です。

株式会社パールトーン以外でのシミ取りでは、加工が施されていない場合と比べて割高の工賃になってしまいます。

パールトーン加工を取り扱っていない呉服店の場合】

また、お付き合いのある呉服店でパールトーン加工を取り扱っていない場合は、取次店、取扱店を探さなくてはいけません。

できれば、着物や帯を購入したお店でメンテナンスを依頼できると安心なのですが、「どうしてもパールトーン加工をしたい」という場合は、他店で依頼するしか仕方がありません。

他店で購入した着物や帯のパールトーン加工やその後のアフターサービスだけを依頼するのは気が引ける場合があるので、難しいところです。

アフターケアの保証期間が取扱店舗や取次店によって異なる

株式会社パールトーンでは、2011年7月1日からパールトーン加工を施した対象品には、パールトーン加工を行った日から20年間の間、アフターケアを利用することが出来るとなっています。

しかし、取扱店によっては、アフターケアサービスの保証期間が5年や10年などに設定されている場合があります。

全店舗で20年のアフターケアを受けることが出来るわけではないのです。

個人で直接に株式会社パールトーンにアフターサービスを依頼することが出来ないので、依頼した取り扱い店舗、取次店で決められた保証期間での適応になってしまいます。

取扱店舗、取次店の保証期間後に個人で直接利用することが出来たら、もっと利用価値が高まると思うので、この点はとても残念です。

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こちらのネットでのパールトーン加工の保証内容

  • 20年間の無料アフターケアサービス付き
  • 加工済の丸洗いクリーニングが4000円
  • 加工済のしわ取り2000円
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保証期間が5年や10年の呉服店が多い中、20年の保証期間は嬉しいです。

こちらからの送料がかかるので、何枚かまとめて送ると無駄が少なくなります。

パールトーン加工の保証期間が過ぎた場合

保証期間を過ぎた場合は、譲り受けた着物や帯にパールトーン加工が施されていた場合と同じようになります。

有料でのアフターケアの取扱になります。

株式会社パールトーンでのアフターケアには、パールトーン加工の半永久的な持続がありますが、このことを取扱店が説明しているのか疑問です。

着物や帯の風合いを損なわないためにも、必要以上の加工を施すことは避けたいです。

各店舗の保証期間が過ぎた場合は、最大の魅力である無料のアフターサービスがなくなってしまいますが、株式会社パールトーンでのメンテナンスを続けることが理想的です。

他店での加工済の着物や帯の取扱は、作業が難しく割高になります。

パールトーン加工が向いている人向いていない人

パールトーン加工の1番の目的は、着物を汚れにくくすることです。

頻繁に着物を着る機会のある人にはパールトーン加工の利用価値は高いと考えられます。

また、アフターケアの範囲内でのお手入が無料になるので、着物をあまり汚さない着なれた方には利用する価値のあるサービス内容になっています。

どのようなガード加工であっても、効力の範疇を超えたシミなどの汚れは取れにくくなってしまいます。

無料のアフターケアの範疇えを超えるような汚れを付けやすい方は、アフターケアのサービスを生かしきることが出来なくなってしまいます。

着用による袖口や裾の汚れやそれに準じた汚れ以上に汚れを付けやすい人、頻繁に汚してしまうことが多い方は要注意です。

 

汚れは時間とともに繊維に定着して、取れにくくなってしまいます。

どのような汚れであっても、出来るだけ早く染み抜きの処置を行うのが理想的です。

こまめに着物や帯の汚れを確認する方はアフターサービスを利用する機会も多くなり、利用価値が高まります。

パールトーン加工のクリーニングや染み抜き料金のメリットデメリットのまとめ

無料のアフターサービスが魅力的なパールトン加工ですが、保証期間やアフターケアの内容など、メリットデメリットがあります。

着物を着る頻度や個人の着物の取扱いにより、利用価値が異なります。

柔らか物の中でも留袖、訪問着、小紋や硬物の紬などの着物の種類によっても、ガード加工の利用の仕方が異なります。

加工をするのか、加工をせずに個々にメンテナンスをするのかの2種類の方法があります。

パールトーン加工を施した場合のメンテナンスは、株式会社パールトーンで行ってもらう方がいいので、着物ライフや着物に応じて加工をするかしないかを選択することをおすすめします。

 

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