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着物や帯のカビの臭いの原因 臭いを感じる仕組みを知るとギョっとしちゃう!

着物や帯のカビの原因・カビの胞子

着物や帯のカビの臭いは、他の衣服の臭いと比べると独特な嫌な臭いがします。

着物での香袋でほのかな香りを楽しむ風流さが、場合によっては独特な匂いの元になる場合もあります。

着物や帯(袋帯、名古屋帯)のカビの臭いの元は何なのか?臭いを感じるってどういうことなのか?

カビの体における影響などを知ると、すぐに着物や帯のカビ予防、カビ対策、カビ取りをしたくなりますよ。

 

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その他の着物や帯のカビ取りについて

着物や帯のカビ取りクリーニング カビの臭い取りや応急処置 原因や予防方法  

カビとは

カビは、糸状菌と呼ばれる細長い形の細胞から構成されていて、菌糸の先端部が成長して胞子を形成して増殖していきます。

真菌類に属し、酵母やキノコと同じ仲間になります。

酸素、温度、湿度、栄養分の4つの条件が揃うことでカビは繁殖し、温度が25℃から28℃、湿度が80%で活発に繁殖(15%から50%でも繁殖)、食べこぼしの汚れ、皮脂、埃などの汚れを栄養分として繁殖します。

空気中のいたるところに漂っているカビ菌は、繁殖の条件が揃うと増殖ます。

着物のカビの原因については着物のカビ取り 自宅で出来るカビ予防方法 着物のカビの原因に詳しく書いてあります。

カビの臭いの原因

カビの繁殖の条件が揃ったことで増殖した無数の粉状の胞子は、どんどん空気中に飛散していきます。

そして同じ空間にある着物や帯の表面に付着し、更に菌糸を形成して増殖を続けていきます。

カビ菌が増殖し続けると、やがて着物や帯の繊維の中にまで菌糸が潜り込んでいき、払っても繊維の中のカビ菌は残った状態になります。

着物や帯の初期の段階のカビの色は白色でふわふわとしていますが、これは胞子の色の白色によるものです。

また、着物や帯を長い間、箪笥の中に入れっぱなしにしておくと、カビが発生してそのカビの臭いが空間に漂うことがあります。

このカビの臭いの原因はカビ自体の臭いではなく、カビ菌が増殖したことで発生する細菌によるものです。

人はカビの臭いに敏感で臭覚の閾値が低いとされています。

わずかな少量であったとしても臭いが気になり不快感を感じることが多いのがカビの臭いの特徴になります。

着物や帯からのカビの臭いや部屋がカビ臭いと感じるときはすでにカビが大量に発生している状態なのかと思っていましたが、カビの臭いに対する閾値が低いことが敏感に感じる原因ということで、カビの量に関しては意外とそうでもないのかもしれません。

カビ菌の繁殖数とカビ菌による細菌の繁殖数の比率も、カビの臭いのきつさに関係していると考えられますが、着物や帯のカビ菌が空中に漂っていることは間違いのないことなので、カビの臭いの発生原因である着物や帯のカビを取り除くことが根本の原因の除去になります。

また、カビの臭いは細菌による臭いの1種類からだけではなく、化合物の組み合わせによって着物のカビの独特な臭いが構成されています。

着物に使われることが多い無臭タイプの成分がエンペントリン(ピレスロイド系)の防虫剤は、金糸や銀糸、箔の変色や変質が起こることが少なく愛用者も多いです。

他の防虫剤と併用して使うことが出来るということで、便利な防虫剤のように感じます。

着物では香袋を使って香りを楽しむ楽しみ方もありますが、着物や帯の独特なカビの臭いの要因の1つになっているのかもしれません。

カビの臭いだけでなく着物や帯の臭いから考えると、複数の化合物が混ざり合うことを避けることが望ましいといえます。

臭いを感じる仕組み、メカニズム

着物や帯のカビの原因・カビの胞子

独特なにおいを発する着物や帯のカビの臭いですが、臭いを感じるってどういうことなのか気になりませんか?

良い匂いを感じることではそんなにも気にならないのですが、着物や帯の独特なカビの臭いを嗅いだ後には、「この嫌な臭いはどうやって感じているんだろう」と思ってしまいます。

 

まず、臭いの物質が鼻の中に入ると、鼻腔の中の嗅上皮という粘膜の上部にある嗅細胞が物質をキャッチし電気信号を発信します。

その電気信号が嗅神経→嗅球→脳(大脳辺縁系)へと伝達されて、嗅細胞に付着した物質の臭いを感じることが出来ます。

これが臭いを感じる嗅覚の仕組み、メカニズムです。

簡単には臭いの物質が粘膜から体の中に取り込まれることで臭いを感じているのですが、ということは、着物や帯のカビ臭い匂いの微粒子を体の中に取り込んでいることになります。

例えば美味しそうな料理の温かい湯気が見えることがありますが、臭いの元の湯気の微粒子が、口ではなく鼻から取り込んでいるということです。

美味しい料理を取り込むのならいいのですが、空中に漂っているカビの胞子や繁殖した細菌を鼻のから取り入れているのかと思うとギョッとしてしまいます。

また、カビの胞子は常に空中に漂っているのですが、数多くのカビの胞子を体内に取り入れることで、感染症やアレルギーなどを引き起こします。

着物や帯に発生する黒カビは体に悪影響を与えるカビなので、虫干しや着用後のクリーニングを行いカビを繁殖させないことが大切です。

着物のカビ取り 自宅で出来るカビ予防方法 着物のカビの原因

着物や帯のカビの臭いの原因 臭いを感じる仕組みを知るとギョっとしちゃう!

カビとは

真菌類に属し、酵母やキノコと同じ仲間になります。

空気中のいたるところに漂っているカビ菌は、繁殖の条件が揃うと増殖ます。

【カビの臭いの原因】

カビの臭いの原因はカビ自体の臭いではなく、カビ菌が増殖したことで発生する細菌によるものです。

カビの臭いは細菌による臭いの1種類からだけではなく、化合物の組み合わせによって着物のカビの独特な臭いが構成されています。

【臭いを感じる仕組み、メカニズム】

鼻腔の中の嗅上皮という粘膜の上部にある嗅細胞が物質をキャッチし、嗅神経→嗅球→脳(大脳辺縁系)へと伝達されて、嗅細胞に付着した物質の臭いを感じている。

臭いの物質が粘膜から体の中に取り込まれることで臭いを感じている。

 

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