島根県の出雲大社に行ってきました。
60年ぶりに平成20年から始まった、出雲大社の「平成の大遷宮」が完全に終わるのが平成28年です。
屋根の葺き替えも行われ、出雲大社の屋根材(ヒノキの皮)が、えんむすびのお守りとして使われているそうです。
遷宮が終わる最後の年に、特別なえんむすびの御守りをいただけたら、良いご縁に巡り会えそうですね。
私はというと・・・
すっかり忘れていて通常の?えんむすびの御守りをいただいてきました。
今回は、出雲大社に関連する「和」情報について触れてみたいと思います。
日が沈む聖地・出雲
かつては都があった畿内から見て、出雲は日が沈む北西方向に位置し「日が沈む海の彼方の異界につながる地」と認識されていたそうです。
出雲は「黄泉の国(あの世)」と現生をつなぐ特別な場所として「古事記」や「日本書記」「出雲風土記」などに記されていますが、日が沈む聖地な場所としてとらえられていたからなのかもしれません。
各月の旧暦名称
旧暦10月10日には、全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月(神在月)として「神迎祭(かみむかえさい)」「神在祭(かみありさい)」「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
各月の旧暦名称の覚え方
1月(睦月)・・・ 睦び(親しくする)の意味です。正月には親類一同や友人が集まり、仲睦まじく新年を祝いましょう。
2月(如月)・・・衣更着(きさらぎ)とも言います。まだ寒さが厳しく、衣を重ね着する(更に着る)の意味になります。
3月(弥生)・・・春の木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月の意味になります。
4月(卯月)・・・卯の花が咲く月になります。
5月(皐月)・・・皐月・早月ともいわれ、早苗(さなえ)を植える月を意味します。
6月(水無月)・・・水無月は文字通りの意味ではなく、言いまわしによる「音」であり「水の月」の意味になります。
7月(文月)・・・稲穂が実る月(穂含月・ほふみづき)と、文を書くの両方の意味があるといわれています。
8月(葉月)・・・少し早く木々の葉が落ちる葉落ち月(はおちづき)の意味があります。
9月(長月)・・・夜の長さを表す夜長月(よながづき)の意味があります。
10月(神無月)・・・全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月で、他の土地では神様が留守になるので神無月といいます。また、水無月と同様に、言いまわしによる「音」であり「神の月」の意味であるともいわれています。神々が集う出雲では、「神在月」と呼ばれています。
11月(霜月)・・・霜の降る月の意味があります。
12月(師走)・・・師(坊主)であっても走り回るの意味があります。
暦以外にも、四季や24節季、36旬、72候があり1年を通して繊細に季節の移り変わりを感じることができます。5日ごとの移り変わりもあるそうです。
素敵ですね!
出雲大社の神紋(しんもん)
出雲大社の神紋「亀甲剣花菱」と「亀甲花菱」
今回の出雲大社の参拝では厄除けをしていただきました。
その時に目にした神紋が「亀甲花菱」に良く似ていましたが確認してみると、「亀甲剣花菱」でした。
神紋とは、神社で用いられる紋のことで、家紋と区別するために用いられているようです。
2重の「亀甲」に武士を意味する「剣」と、花びらの「花菱」が組み合わさった神紋になります。
御朱印帳を忘れたので別紙に書いていただいた出雲大社の御朱印
良縁がありますように!