新橋演舞場で開催の「東をどり」を観に行ってきました。
「祗園をどり」や「金沢をどり」には何度か行ったことがありますが、「東をどり」は今回が初めてです。
チケットを2枚いただいたのでお友達を誘って、お友達と共に初「東をどり」です。
艶っぽい芸者さん達
第95回「東をどり」
「日本の文化は、入ってしまえばとても魅力的で奥の深いもの、けれど、入り口が見付けづらくなりました。」とあります。
確かに、体験をしないままそのような印象があるように感じます。
若い人達に日本の素敵を感じてもらうよう、学生証の提示で当日券が半額になるようです。
いくつかの演目は、尾上菊之丞さんが振付指導されているようです。
全体的にしっとりとした大人の雰囲気満載の「東をどり」でしたが、ベテランの芸者さんには歌舞伎の「大向う」のように声掛けがされて、大いに盛り上がりました。
ロビー正面には東をどりの提灯がお出迎えしてくれます。
2階ロビーでは、「東をどり・文化のサロン」として、点茶席や料亭競演の肴と酒蔵の銘酒ブース、ドンペリニヨンブースなどが設けられていました。
アルコールの提供がされているのが特徴に感じましたが、関東ならではなのかな?
「東をどり」での服装・装い
会場内でのもう一つのお楽しみは、素敵な観客のみなさんの装いを拝見することができることです。
5月では異例の30度超えの暑さの厳しい日でしたが、お着物をお召しの方が沢山いらっしゃいました。
柔らか物に限らず、紬の方も結構いらっしゃいました。
結髪も素敵で、最近お着物活動が小休憩気味の私にはとても良い刺激になりました。
きもの好きにはお着物の装いが気になるところですが、実際の所1枚目の写真のように普段と変わらず洋服の方がほとんどです。
私も午後からの用事のこともあり、普段の感じの少し綺麗めな洋服で伺いました。
「服装は気をつけなくてはいけないの?」「何を着ていったらいいの?」と思ってしまう場合もあるようですが、あまり気を張らずに自分の好きな装い、自分が楽しくなるような装いで出掛ければよいと思っています。
「東をどり」の手拭
舞台上以外の1階後部席、2階席にも手拭が配られました。
お友達の膝の上に飛んできた手拭ですが、プレゼントしてくれました。(嬉)
「なでしこの踊り」
「なでしこの踊り」という催しもされているようです。
新橋芸者衆若手の踊りとお座敷遊びや演舞場の会席弁当を楽しむことが出来ます。
いつか機会があったらお座敷遊びをしてみたいものです。
終りに
暑い中お着物で来てくれたお友達との鑑賞後のおしゃべりタイムは、いつものようにお着物の話で盛り上がりました。
ただ今、地元でのお着物友達がなかなかいないのが悩みどころです。
やっぱり、1人で着るお着物よりも着物友達との交流が楽しいですね。