沖縄琉球紅型「首里琉染」へ行ってきました。
首里城から寒川通りを西へ徒歩10分程のところ、寒川通り沿いにあるので、とても分かりやすいです。
琉球紅型
概要
紅型は18世紀には確率された琉球王国独自の染め技で、沖縄を代表する伝統工芸です。
王国時代は国王尚家一族ほか限られた者のみに着用が許された権力の一表象であったといえます。
階層により身につけてよい模様の大きさや色が定められていました。
地色では
金黄色地、黄色地・・・王家一族
花色地、水色地、白地・・・国王尚家一族
水色地、白地、色物・・・大名階級
藍型・・・第三階級
植物染料と顔料を併用する鮮やかな紅型は、南国沖縄ならではの特徴を表現した染物で唯一の染物です。
首里琉染
首里琉染の2階工房
首里琉染では「タイコ」という器具に反物を張り布地に染料を挿していきます。
この「タイコ」を使用しているのは首里琉染だけだそうです。
吹き抜けの形態を生かした布地張りによって、鮮やかな反物がずらりと並んでいる様子は圧巻でした。
紅型染と友禅染の大きな違いの1つとして、「暈し」があるそうです。
紅型では色挿しの後に「隈取り」…模様の輪郭をなぞり、暈すころで立体感を出しますが、友禅染の暈しがやわらかいのに対し、紅型の暈しははっきりとした強弱をつけるそうです。
今回伺った「首里琉染」は山岡古都先生の工房跡ということで、山岡古都先生の帯や着尺、訪問着を見せていただきました。
沖縄で年末年始の12月30日~1月2日の期間に染織関係で開いている所は、残念なことに首里琉染だけでした。
工芸王国と称される沖縄、また沖縄にお着物の勉強に行けたらいいな~
ミニ笑シーサー
沖縄の厄除けシーサー
もともとは左側の雄シーサー単体が屋内に置かれていたものが屋外に置かれるようになり、左右のバランスを取るために右側の雌シーサーが追加されたそうです。
雄シーサーは悪い物が入ってこないように口を閉じて睨み付け、雌シーサーは悪い物をすべて飲み込んでしまうように口を開けているそうです。
今回の沖縄観光で覚えた方言を2つご紹介
「にふぇーでーびる」・・・ありがとう!
「あっぱりしゃん」・・・心の美しい人
首里城内で見つけた刺繍装飾
国王尚家一族が許された花色地(はないるじー)はこんな感じの地色です。
手仕事に携わっている人は「あっぱりしゃん」が多いなぁと感じています。
最後まで読んでくれて
にふぇーでーびる!ありがとう!