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浴衣の反物生地の種類 伝統工芸品の反物から仕立てる高級浴衣 洗濯お手入れ方法

最近では、おしゃれなプレタの浴衣が増えてきました。

しかし、伝統的な技法で作られる高級浴衣の反物生地は、いつまでも飽きることのなく年齢を重ねるごとに大人シックな魅力を感じることができます。

シンプルで涼しげな色使い、柄つけの浴衣は、帯合わせのコーディネートの楽しみ方が広がります。

40歳、50歳からの大人の女性が、伝統的技法による高級浴衣をさらりと着こなしていると、とても素敵です。

有松絞り 有松鳴海絞りの浴衣とは

有松絞り 有松鳴海絞りの産地の歴史

江戸時代の初め、東海道の有松で三河木綿を使って絞った、蜘蛛絞り、手筋絞り、の道中手拭を土産物として売ったことが有松鳴海絞りの始まりです。

寛永18年(1641年)に尾張2代藩主の徳川光友に手綱絞りを献上したことで尾張徳川家の保護を受け、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことか始まりとされています。

有松絞りの特徴

代表的な絞りの種類には、三浦絞り、鹿の子絞り、巻き上げ絞り、蜘蛛絞りなど、百数十種類もの技法があります。

1人が1手法を専門とする完全分業制で制作されています。

下絵、型紙彫り、下絵刷り、絞り、などのすべての工程が分業制でなされています。

分業制を取り入れることで、高い完成度を目標としています。

木綿素材の有松絞りは、自分で選択することができます。

絞りの粒をつぶさないためには、脱水洗濯機ではなく手で絞る程度に軽めにすることがポイントです。

 

貴重な本藍染めやカラフルな多色使いの染めなど、様々なタイプの有松絞りがあります。

施すことができる絞りの種類や細かな絞りをできる職人の方が、どんどん減少してきています。

有松絞りの中でも細かな絞り目や本藍染めの反物は、生産数が少なく貴重な存在です。

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長板中形の浴衣とは

長板中形の産地の歴史

江戸時代から続く伝統的な浴衣の染織技法を「長板中形」といい、明治時代に大流行した江戸浴衣を長板中形といいます。

長い板の上に生地を張って作業し、小紋よりも大きな柄の型紙を用いて染めることから「長板中形」「長板本染中形」、また江戸で生まれたので「江戸中形」とも呼ばれています。

伊勢型紙を使った型染で江戸小紋と同じ発症です。

長板中形の特徴

「長板中形」の一番の特徴は、両面同板染であることです。

「長板中形」の染め方は、藍瓶の中に何度も浸して染める浸け染なので、表裏両面に糊を置いて防染する必要があります。

表裏の柄付けがきっちりと合った生地は、白が澄んだように抜けて上品で粋な仕上がりになります。

 

高度な技術が必要な長板中形は、飽きのこない白紺のコントラスが美しい浴衣です。

昔ながらの白紺の浴衣ですが、古い型紙のインパクトを時代に合うようにアレンジした柄も考案されています。

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綿紅梅 絹紅梅の浴衣とは

綿紅梅 絹紅梅の特徴

格子状の凸凹織りを紅梅織といい、格子の升目部分は太い綿糸が使われています。

細い糸の間に太い糸を織り込み、太さの異なる糸を経糸と緯糸に使うことで、格子状の凹凸を織りだしています。

綿100%で紅梅織に織りあげたものを綿紅梅といい、格子部分の太糸には綿の糸を使い、それ以外の地の部分の細糸には絹糸を使って紅梅織に織りあげたものを絹紅梅といいます。

紅梅は、紅梅織の持つ透け感の強さの良さを生かす点からも、浴衣というよりも夏の気軽な街着としての着方をおすすめします。

綿紅梅 絹紅梅の洗濯お手入

綿紅梅は、自宅で自分で洗濯機を使ったり押し洗いなどで、お手入することができます。

絹紅梅は、慣れている場合はベンジンや水スプレーを使って自分でお手入することもできますが、絹85%が含まれているので専門家にお任せした方が安心できます。

 

綿紅梅よりも絹紅梅はさらに透け感が増します。

絹紅梅は絹が85%含まれていることからも、浴衣というよりも夏着物として着ることがおすすめです。

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セオアルファ αの浴衣とは

セオアルファ セオαの浴衣の特徴

東レが開発した新しい合成繊維で、優れた吸水性、速乾性、爽やかな清涼感のある着心地が特徴の生地で作られた浴衣です。

天然素材の絹繊維に似たポリエステルの長繊維で織られていて、独特な優しい膨らみと張り感があり、美しいドレープも魅力的です。

発色が綺麗な生地で、 浴衣以外にも夏着物にも使われています。

気軽に洗濯機にポンと入れて、アイロンいらずのお手入れ方法で、気軽に着ることができます。

セオアルファ セオαの着心地

着心地が良いことに加え自分で洗濯が簡単に出来ることから、毎年、夏着物として着ています。

サラリとしている生地は肌への張り付きが少ないので、軽くて涼しく、汗をかいてもべとつき感が気になりません。

合成繊維、ポリエステル素材ですが、静電気が気になったことがなく、足さばきも良いです。

 

洗える夏着物として、おすすめのセオαの浴衣です。

洗える着物は雨や汗を気にすることなく、気軽にいざというときに重宝します。

1枚持っていると着物を着る回数が増えるので、興味を持っている方は是非チャレンジしてみてください。

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浴衣の生地の種類のまとめ

浴衣の生地は、昔ながらの綿コーマ以外にも沢山の風合いの生地があります。

絞り、綿紅梅、綿絽、綿縮、麻など生地に風合いがある素材や、ポリエステルの中でも東レのセオαの生地は、しなやかでさらりとした着心地がおすすめです。

浴衣としての着こなし以外にも浴衣を着物風に着て、気軽な街着やお洒落着として上手に着こなして楽しむこともできます。

お気に入りの浴衣を見つけて、夏の着物を楽しみましょう。

 

この記事を読んだ方は、次にこちらの記事を読んでいます。

浴衣を着物風に着る着方 夏着物になる浴衣の柄 生地 帯 着付け方法

浴衣を着物風に着る着方 夏着物になる浴衣の柄 生地 帯 着付け方法 
最近は浴衣を着物風に着ることが人気です。大人の女性にとっては、浴衣を街中のお出かけ時に着ることは抵抗を感じると思いますが、着物愛好家の中では、気軽な街着やお洒落着として上手に着こなしていらっしゃる方が沢山います。40代からの女性が浴衣をワンランクアップし格をあげて装う浴衣の活用方法として、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

浴衣を着物風に着る装いを取り入れて、気軽な街着やお洒落着として上手に着こなしていらっしゃる方が沢山います。

浴衣の素材は、綿や麻、ポリエステル素材の物が多いので、着用ごとに自分で気軽に洗濯することができます。

夏の季節は汗がつきものですが、毎回洗い立ての綺麗な状態で気持ちよく着ることができるので、浴衣の着物風の装いがおすすめです。

織物の種類 夏着物の産地の種類

織物の種類 夏着物の産地の特徴や歴史 証紙の見分け方 洗濯お手入れ方法について
夏着物の素材には様々な種類の生地が使われています。絽や紗、麻などの透ける生地や紗紬や経絽、シボのある透け感の少ない素材など様々です。最近では良質でお洒落なポリエステルの着物や帯もあり、夏着物を気軽に楽しむことができます。種類が豊富な産地の特徴や歴史を知ることで、コーディネートの幅が広がります。

宮古島、越後上布、能登上布、小千谷縮などの上布や麻の着物や、芭蕉布、セオアルファの夏着物の産地の特徴や歴史、証紙の見分け方、洗濯お手入れ方法についてご紹介しています。

夏の素材は種類が豊富です。

夏ならではの織物の特徴を知ることで、夏着物の楽しみ方に広がりが出てきます。