着物が好きだけど、何をどう選んだらよいのか分からない・・・
着物に興味がわいてきて「きものが好き」という気持ちがあっても「何を選べばいいのか分からない」「自分の好きな着物が分からない」ということはありませんか?
実は、着物を好きになって、日常のお出掛けにお着物を着るようになりそれなりに年月が経ちましたが、ある期間から少しずつ「自分が本当に好きな着物が分からない」「似合う着物が分からない」「似合う色が分からない」といった状態になってしまいました。
「素敵だな」と思うお着物は沢山あるのですが、何を選べばいいのか?
素敵なお着物が多すぎて分からない・・・あれも素敵❤これも素敵❤
「素敵」じゃなくて肝心な「好き」が分からない・・・
長い間、迷走していましたが、冷却期間を経て自分なりの解決方法が見つかりました。
着物を好きになった初期の頃も、こんなふうにすればよかったなと思うことがあったので、振り返ってみたいと思います。
着物選びに悩んだときの解決方法!
自分の好きな着物を知る方法
着物選びに悩む原因のひとつとして挙げられること・・・
それは、着物を見る機会が圧倒的に少ないことが原因だと感じています。
着物って形は同じだけど、本当に沢山の種類があります。
1点物のお着物も沢山、沢山ありますよね。きりがないんです・・・
スクラップする
雑誌現物派の私は「美しいキモノ」「きものサロン」などを、毎号楽しみにしています。
何度も繰り返し見るのですが、気になるお着物はページごと切り離してまとめています。
自分の好みの色目や柄付け、素材感、文様の系統などが分かってくるので面白いです。
年齢と共に、または、その時々で好みも変わってくるので、購入した着物雑誌は捨てられません。
たれ物に揺れ動いたり、かた物に揺れ動いたり、太物が気になったりと、まだ「これが1番好き!」と言い切れない自分が歯がゆいですが、仕方がありません。
わざわざスクラップしなくても、「自分の好みは分かるでしょう」と思うかもしれませんが、私の場合、気になる着物が多いので「脇道にそれてばかり」ということになりかねまん・・・
危険です・・・
SNSで気になる人を探す
SNSで参考にしているのは、インスタグラムです。
写真感覚で見ることができ、自分好みの気になる人を見つけやすいのが良いですね。
全てが好みってことはないかもしれませんが、コーディネートを含めてとても参考になります。
新しい好きな着物分野を発見する機会になることもあります。
また、「よく似た系統が好きだけど、この部分は違うな」と思うこともあるので好きな着物がどんどん明確になってきます。
個人の発行書籍を参考にする
初めて個人の発行書籍を購入したのは、星野桜子さんの「きもの万華鏡」です。
袷、単衣、薄物などのコーディネートや、金沢「えり虎」での加賀友禅のお誂えなど豪華なお着物が満載です。
また、星野桜子さんのきものヘアスタイルが印象的で、今でも参考にすることがあります。
繰り返し読み過ぎで、クタクタになってしまいました。
裏地桂子さんの「ほめられきもの宣言」も繰り返し読んでいます。
甘辛のバランスが好みなので、周囲の影響を受けそうになったときに引き戻してくれる、大切な1冊です。
コンパクトサイズなので旅先にも持ち歩いて楽しんでいます。
森田空美さんの書籍が一番多いですね。
今の私には落ち着き過ぎかなと思いますが、お着物の素材重視の選び方は、とても勉強になり、紬が好きになったきっかけの書籍です。
基本的には、「上質なものを少しずつ」が良いと思っているので、とても惹かれます。
興味のあるお着物を調べると、価格的にも素晴らしいので驚いているのが現実ですが、良いものを知るということは大切なので、お気に入りの着物書籍です。
溜息ものです~
終わりに
着物への情熱が少しずつ落ち着いて、着物とのかかわりが以前よりも自然なものになってきた頃から「好きな着物」「似合う着物」「似合う色」を深く考えるようになりました。
着物って結構一緒にいる人の影響を受けやすいのではないかと思います。
着物の好みも知識もないまま、お着物熱に侵された状態で入り込んでしまったら、大変なことになるかもしれません。
お勉強代を最小限にするためにも、冷静になっていつまでも楽しくお着物にかかわっていきたいです。
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