「こたび」聞いたことありますか?
「こたび」は、大阪にある老舗足袋メーカー「えびす足袋本舗」が開発した、新しいタイプの足袋です。
一般的な足袋とは異なり、指先やかかと、足首部分がカットされているのが大きな特徴です。
- 外反母趾が気になる
- 開張足が気になる
- 偏平足が気になる
- 小指が寝足になる
- 巻き爪、そり爪が気になる
- 膝がポキポキ鳴る、痛い
- 下半身が太い
- 冷え性でつらい
- 足がつりやすい
などのお悩みがある方に、足の健康に焦点を当てた機能性製品の「こたび」は、さまざまな効果が期待できるとされています。
靴下やタイツの下に履くインナーとしても使えるため、日常的に取り入れやすい点も人気の理由のようです。
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ゑびす足袋本舗とは?
えびす足袋本舗は、大阪に本社を置く、創業160年を超える老舗の足袋専業メーカーです。
伝統を守りつつ、現代のニーズに合わせた新しい足袋作りを追求しているのが大きな特徴のお店です。
創業と歴史
- 1861年(万延2年)に大阪で「たちばな屋」として創業。
- 江戸時代から続く歴史の中で、足袋の製造と卸を専門に行ってきました。
こだわりと特徴
えびす足袋本舗の足袋は、単なる和装用の履物ではなく、「足の健康」を第一に考えた機能性が大きな強みです。
- 人間工学に基づいた足型: 足を細く美しく見せるだけでなく、足のアーチをサポートし、疲れにくい足袋を追求しています。
- 素材へのこだわり: 最高級の綿キャラコや伸縮性のある素材など、様々な生地を使い分け、用途や好みに合わせた製品を提供しています。特に、3代目によって開発された「伸びる綿足袋」は、快適な履き心地で知られています。
- 多様なニーズへの対応: 伝統的な白足袋だけでなく、今話題の「こたび」など、現代人の多様な足の悩みに応える製品を開発しています。
サービスと店舗
- アンテナショップ(大阪・玉造): 大阪市内にアンテナショップを設けており、実際に足を採寸し、自分にぴったりの足袋を選んでもらう「お見立て会」も行っています。
- 百貨店や小売店での出張販売: 全国各地の百貨店や呉服店などの小売店でも、定期的に「足袋のお見立て会」を開催しており、直接専門家に見てもらいながら購入することができます。
このように、えびす足袋本舗は、長年の歴史に裏打ちされた職人技と、現代的な視点を取り入れた商品開発やサービスで、多くの人々に愛されているお店です。
「こたび」とは?
「こたび」は、えびす足袋本舗が開発した、新しいタイプの足袋です。
一般的な足袋とは異なり、指先やかかと、足首部分がカットされているのが大きな特徴です。
主な特徴と用途は以下の通りです。
「こたび」の主な特徴
- 指先・かかとがない:指先が露出しているので、ペディキュアを見せたいときや、開放的に履きたいときにぴったりです。
- 土踏まず部分にフィット:土踏まずのアーチを適度に締め付けることで、足の横アーチをサポートするサポーターのような役割を果たします。
- 綿100%素材:通気性がよく、汗をかいても蒸れにくいのが利点です。
どんな時に使う?
- 草履やサンダルを履く時:鼻緒と指の股の擦れや痛みを防ぎ、足裏の汗による滑りや日焼け対策にもなります。
- 開帳足や外反母趾の対策:足の横アーチをサポートすることで、開帳足や外反母趾の予防・改善が期待できます。
- ヨガやピラティスなどのスポーツ時:足の踏ん張りが利きやすくなるため、運動時のパフォーマンス向上に役立ちます。
- 日常使い:靴下やパンスト、タイツの下に履くインナーとしても使え、足の疲れやむくみの予防にもつながります。
伝統的な足袋の技術と、人間工学に基づいた発想を組み合わせることで、現代の生活に合わせた新しい履物として注目されています。
どんな悩みがある人が購入しているの?
えびす足袋本舗の「こたび」は、主に以下のような足の悩みを抱えている方が購入しています。
外反母趾や開帳足など、足のアーチの崩れに悩む方
- 外反母趾や開帳足の予防・改善: 「こたび」は、足の横アーチを適度に締め付けることで、足のアーチの崩れを防ぎ、正しい足の形に戻すサポート機能があります。実際に、長期間愛用することで外反母趾や開帳足が改善されたという声もあります。
- 足の痛みの軽減: 外反母趾による足の甲の痛みや、開帳足が原因で起こる足の疲れ、足底筋膜炎の痛みが軽減されたというレビューが見られます。
長時間の立ち仕事や歩行による足の疲れ・むくみに悩む方
- 疲労軽減: 土踏まず部分をサポートすることで、足の踏ん張りが利きやすくなり、長時間の立ち仕事や歩行での足の疲れやむくみを軽減する効果が期待されています。
- 血行促進: 適度な締め付けが足の血行を促し、「足がぽかぽかする」といった感想もあります。
和装や特定の履物での不快感に悩む方
- 鼻緒ずれの防止: 草履や下駄、サンダルを履く際に、鼻緒と指の股の擦れや痛みを防ぐために使用する方が多いです。
- 足裏の汗対策: 足裏の汗による滑りや不快感を軽減する目的でも購入されています。
スポーツ時の足のサポートを求める方
- ヨガやピラティス: 滑りにくい素材と足のアーチをサポートする構造から、ヨガやピラティスでの踏ん張りが利きやすくなるため、愛用されています。
このように、「こたび」は単なるファッションアイテムではなく、足の健康をサポートする機能性のあるアイテムとして、様々な悩みを抱える人に選ばれているようです。靴下やタイツの下に履くインナーとしても使えるため、日常的に取り入れやすい点も人気の理由と言えます。
「こたび」の効果
えびす足袋本舗の「こたび」は、足の健康に焦点を当てた機能性製品であるため、さまざまな効果が期待できるとされています。多くのユーザーレビューや製品情報から、以下のような具体的な効果が挙げられます。
足のアーチをサポートし、姿勢を改善する
- 外反母趾や開帳足の予防・改善: 足の横アーチが崩れた状態である外反母趾や開帳足に対して、足幅を適度に締めることでアーチを再生し、正しい足の形に導くサポート効果があります。ユーザーレビューの中には、「痛みが軽減された」「足の形が整ってきた」といった声が多く見られます。
- 歩行の安定: 足のアーチをサポートすることで、地面を踏む感覚がよくなり、スムーズな歩行につながるとされています。
足の疲れやむくみを軽減する
- 疲労回復: 適度な締め付けが足の血行を促進するため、長時間の立ち仕事や歩行による足の疲れやむくみを軽減する効果が期待できます。実際に「足がぽかぽかするようになった」「夕方の足の疲れが違う」という感想も寄せられています。
- 腰痛や膝痛の改善: 足のアーチが整うことで体の重心が安定し、結果的に腰痛や膝痛の改善につながるという声もあります。
特定の履物着用時の不快感を解消する
- 鼻緒ずれの防止: 草履やサンダルを履く際に、鼻緒と指の股の摩擦を防ぐ役割を果たします。これにより、靴ずれや痛みを気にせず快適に過ごせます。
- 足裏の汗対策: 汗を吸い取ることで、足裏のベタつきや滑りを抑え、快適さを保ちます。
スポーツ時のパフォーマンス向上
- 足の踏ん張り: ヨガやピラティス、武道などで足の踏ん張りを効かせたい時に、足のアーチをサポートすることで、より安定した動きができるようになります。
このように、「こたび」は見た目のファッション性だけでなく、足の機能と健康を根本からサポートするアイテムとして、多岐にわたる効果が期待できるようです。ただし、個人の足の状態や使用頻度によって効果には差があるため、まずは試してみるのが良いでしょう。
お見立て会に行ってきました
外反母趾で歩行時に痛みのある母と一緒にお見立て会に行ってきました。
私自身も足がむくみやすく、「足のだるさから眠れない」ことがたびたびあるので、自分の足の状態を知りたいと思い確認のためにもお見立て会に行ってきました。
どんなことをするの?
足のサイズを測定する
まずは台に乗り足の状態を確認し、足の長さ、足幅、足甲、足首のサイズを左右測ります。
次にそれぞれの指の向きや曲がり方なのを見て、足の横のアーチの状態を確認します。
私の場合は足の横のアーチがつぶれていることがわかりました。
足の指の付け根部分を左右から内側に押さえると、外側にむいていた薬指と小指がまっすぐになるのがよく分かりました。
足袋を試着する
足のサイズが分かったところで、足に合った足袋を履きます。
「こたびじゃなくて足袋を履くの?」と思いましたが、「こたび」はあくまでも足袋を簡略化したものなので、足全体を包む足袋の方が、効果が大きいのだそうです。
足袋は横のアーチだけでなく縦のアーチのサポート機能も期待できるとのことです。
確かに、その通りです。
実際の足の長さよりも0.5㎝大きいサイズの足袋を準備されました。
24㎝なら24.5㎝の足袋です。
私は左右の足のサイズが23.7㎝と24.2㎝で0.5㎝の差がありましたが、大きい方のサイズに合わせます。
24.5㎝の足袋を履きましたが「大きい」です。
私の足は細目なので縦に合わせると横幅が広くなり、足袋全体が大きく感じてしまいます。
足袋を履いて足のアーチを作るための補助するのですが、まったく横幅を押さえている感覚がありません。
見た目に大きく歩いてみると踵が抜けるような感じがします。
ということで、今度は足袋の中に「こたび」を履いてみます。
「こたび」のおかげでアーチが補助されているのですが、歩くと縫い目が重なって足の指の付け根に痛みが出ます。
足のアーチがつぶれているので痛みが感じてしまうということですが、これでは歩くことができません。
そこで、今度は「こたび」を単独で履いてみます。
「これが良い」
足のアーチをしっかりと押さえてくれています。
足全体を覆う足袋とは違って全体のホールド感は少ないですが、私のように足の長さに比べて横幅が狭い場合は「こたび」単独の方が、足に合ったものを選べやすいように感じました。
履くときのポイント
ゑびす足袋本舗の足袋や「こたび」のサポート効果を最大限に生かすためには、正しい履き方を知っておくことが大切です。
簡単なポイントなのでぜひ覚えておくとよいです。
親指と人差し指の間に縫い目が1本あります。
その縫い目が体に対してまっすぐになるように履くことが大切です。
何も意識しないと、小指側に斜めに履いている状態になることもあるので、注意が必要です。
簡単なポイントですが、何気なく履くと意外と小指側に捻じれていることがあります。
「こたび」を購入
効果をしっかりと実感したいので、洗い替えも含めて2足購入しました。
サイズは1番小さい3Sです。
カラーはピンクの鹿の子とベージュを選びました。
当日は5色程しかなかったのですが、在庫を確認していただき好みの色を選ぶことができました。(後日受け取りに行きます)
「こたび」のサイズとカラーバリエーション
サイズはLL、L、M、S、SS、3Sの6サイズあります。
足甲周り(27.5㎝~20.5㎝)を目安にサイズを選びます。
カラーは、レッド、マゼンダピンク、イエロー、エメラルドブルー、ベージュ、ダークパープル、ダークグリーン、ネイビー、グレー、ブラック、麻の葉/グレー、レース/ホワイト、迷彩/ブラウン、迷彩/ブラック
の15カラーから選べます。
当日ない色でも、在庫があれば取り寄せてもらうことができます。
毎日履くものなのでお気に入りのカラーを選んで楽しく着用したいですね。
足首調整も出来ます
ちなみに母は、左右ともに24㎝で足幅は細目でした。
24.5㎝の足袋が足に合っていたようで、足首を狭くするオプションをつけて、洗い替えも含め2足購入しました。
足首調整オプションは、+1000円です。
色は白と黒を選びました。
黒色は生地が違うようで、+900円です。
1~2か月後に受け取り
在庫を送っていただくのは1か月後、足首調整のオプションがある場合は、余裕をもって2か月後の受け取りでした。
洗濯での変化
着物愛好家の方は経験されていると思いますが、足袋を洗濯すると思った以上に縮みを感じることが多いと思います。
足袋は綿素材なので洗濯などで水を含むと縮みます。
なので、いつもよりも脱水時間を短くして、縫い目部分を縦に引っ張ることで元の寸法に伸ばすことができます。
足の縦横のつぶれたアーチを補強することが目的なので、その点においてサイズの変化は重要になってきます。
また、使って入りと綿生地自体が柔らかくしなやかに変化していきます。
ホールド感が頼りなくなってきたら、その足袋の変え時サインかもしれません。
「こたび」の場合は、ホールド感が頼りなくゆるく感じてきたら、両サイドのミシンの縫い目の内側を縫うことで引き続き同じように使用することができます。
お見立て会の感想
当日は1人30分の時間割ですべての時間帯に予約が入っている状態でした。
時間厳守でとのことで、スムーズに行われている印象です。
ゆったりとした雰囲気で会話もしやすく、日頃私自身が行っていることもお話したりして、正しいのか逆効果なのか確認することも出来ました。
私の場合は、足袋よりも「こたび」を履いた時に足の横のアーチのホールド感を感じることができました。
一緒に参加した母は、足袋がとても良かったようで、「全然違う」「足の内側に力が入る」とあまりの変化に感動していました。
客観的な見ても、足首がまっすぐに立ち、膝の位置が内側に寄り、明らかに違いが分かります。
O脚や外反母趾の状態が進んでいる方は、より変化を実感できるのではないかと思います。
今回の足袋「こたび」ですが、靴下のようにサイズだけで選べば良いと思っていてはいけないですね。
靴と同じで実際に試着しないと、自分に合ったものは選べないと思います。
すでに足のトラブルで悩みのある方や、下半身のむくみが気になっている方は、是非、ゑびす足袋本舗さんのお見立て会に参加されることをお試しいただきたいです。
「こたび」のまとめ
足にトラブルを抱えている方は、結構多いのではないでしょうか?
年齢を重ねるごとに状態が悪くなることはあっても、自分の力だけでよくなることは難しいのではないでしょうか?
できるだけ早い段階でいろいろ対策をすることは大切です。
- 足の疲れや痛みを軽減したい
- 外反母趾や開帳足など、深刻な悩みを解決したい
足のコンディションを整える新しい習慣として「こたび」を選択肢の1つに、是非、お見立て会への参加をお試しください。
引き続き「こたび」の履き心地や使用後の足の変化、体の変化をお伝えしたいと思います。
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