織物の種類 夏着物の産地の特徴や歴史 証紙の見分け方 洗濯お手入れ方法について
夏の織物
麻とは 苧麻ちょまとラミーの糸の違いの見分け方
宮古上布や越後上布など、上布といえば細い苧麻(ちょま)の繊維で織り上げた麻織物のことをいい、能登上布や小千谷などのラミーの繊維で織り上げた麻織物のことをいいます。着物の世界では「苧麻」と「ラミー」は区別して認識されていますが、着物の世界と一般的な衣料品とでは苧麻の認識が違います。苧麻とラミーの違いについご紹介します。
宮古上布と越後上布の苧麻 糸作り 糸績みの違い
上布というと、細い苧麻の繊維で織り上げた麻織物を意味します。かつて琉球王朝時代の織物の品質を、上布(じょうふ)、中布(ちゅうふ)、下布(かふ)と呼んでいました。今回は宮古上布と越後上布の材料となる苧麻・糸作り・糸績(う)みの違いについてまとめてみました。