夏の季節は暑さやそれに伴う汗対策や汗ジミ対策などから、着物が好きな人でも敬遠される場合があるかもしれません。
また、「暑い夏の時期の補正ってどうしているのかな?」と思っている人もいるのではないでしょうか?
私は夏の着物が大好きで、1年の中で1番着物を着るのが夏です。
補正をしつつ着物の汗対策や汗ジミ対策が気になる季節ですが、私の行っている着物の補正や汗対策、汗ジミ予防に役立つアイテムをご紹介したいと思います。
PICK UP
▼その他の汗対策に役立つアイテム▼
夏の着物の汗対策
過去に汗による着物や帯へのトラブルが多かった場所が、帯枕の部分です。
具体的なトラブルの例は
・夏お召しの帯枕部分のあたる場所が汗で縮む。(薄物・8月)
・母の昔の帯を使用し、着物の帯枕部分のあたる場所に色移りする。(単衣・9月)
・帯枕部分が当たる部分の帯が汗でよれて、着物にはかなり強い皺がつく。(袷・1月末)
私の場合、主に帯枕部分のトラブルが多いので、背中部分の汗対策に気をつけています。
汗取り着物肌着・インナー
補正は暑いですが、着物や帯への汗対策に繋がります。
素材により暑さを軽減して必要な補正ができ、更に汗対策も出来るのだったら、使ってみる価値はあります。
たかはしきもの工房の着物肌着・インナー
・満点腰すっきりパッド
夏着物のトラブル経験後に購入しました。
たかはしきもの工房 満点腰すっきりパッド 【 Mサイズ 】 着物 和装 補正パッド 着物 補正 腰 和装 補正下着 女性用 レディース
吸湿性に優れた防水布とドライコットンによりウエスト周りの汗をブロックし、着物や帯に汗を付けにくくします。
補正と汗対策の両方の機能を兼ね備えています。
・くのいち夏子
今年、新たに購入したのが「くのいち夏子」です。
たかはしきもの工房オリジナル胸元からみぞおちまでの補整に補整くノ一(くのいち)「夏子」
出来るだけ涼しく補正を出来るように「近江の麻綿」が使用されています。
麻綿は通気性が良く、湿度を下げ、不快な蒸れを緩和してくれるそうです。
着物ブラも兼ねられるので、かなりの便利商品かと思います。
汗対策としては背中のあきが気になるので、ひと工夫しようと思っています。
肌襦袢の工夫
たかはし着物工房の肌襦袢
・満点スリップの綿楊柳
こちらも、今年新たに購入しました。
たかはしきもの工房 満点スリップ 綿楊柳 国産高級綿楊柳使用 着物スリップ きものスリップ 着物 肌着 和装 肌着 和装スリップ S・M・L 女性用 レディース 【送料無料】
綿楊柳の生地は通気性が良くさらりとした着心地が特徴の、涼しさに特化した商品です。
涼しさを重視しているため背中の防水布が取り除かれているので、別途購入した防水布を背中部分に縫い付けて使用したいと思っています。
・満点スリップのエアレット
旧タイプの商品を使用していました。
【国内送料無料】たかはしきもの工房オリジナル『満点スリップ エアレット』安心の着物用肌着【あす楽対応_東北&関東】
現在の商品は生地をリニューアルして着心地の良さがアップし、カラーも増えたようです。
旧タイプの満点スリップは袷の時期の汗ジミ対策として使用しています。
背中に防水布が縫い付けてあるので、袷に時期はこれ1枚で汗対策は充実しています。
あしべの肌襦袢
夏着物を着るようになった当初に活用していました。
「あしべ」は仙台屋本店がお買い得です!
【送料無料】あしべ織汗取り・肌襦袢(脇パット付き)べたつきにくい肌着・女性用新案特許の表記が無い場合もあります【キモノ仙臺屋の和装小物特集】
ウエスト部分の汗対策にはなり、補正の効果もあります。
背中に防水布を縫い付けて使用したら、背中の汗ジミ対策に活用できそうです。
長襦袢の素材
麻長襦袢
サラリとした肌触りで風通しがよく、自宅でのお手入れができる点もよいところです。
麻の長襦袢に上布を着用したときは、室内では寒いとさえ感じてしまいました。
自宅で水洗いをして、毎回綺麗な状態で着用できるのは嬉しいですね。
最近の温暖化で、単衣に時期から活用しています。
あさみの未来襦袢
洗える絹で涼しくて生地も丈夫な長襦袢です。
程よい透け感でサラリとした風合いの丈夫なきじは、単の時期から着用可能だということです。
次は「あさみのミライ襦袢」を使ってみたいと思っています。
帯枕
たかはしきもの工房の洗えるメッシュ帯枕空芯才
・空芯才のDXサイズ(高さ4.5cm)を今年新たに購入しました。
どんな帯にもお勧め麻にかわる新素材メッシュ帯枕空芯才Dx‐デラックス‐(高さ4.5cm)
立体メッシュを使用で通気性が抜群で、自宅で洗える点も良いと思います。
軟らかい素材で体に優しく添ってくれて、長さもしっかりとあるので綺麗なお太鼓姿になりそうです。
結構しっかりとしたサイズなので、もう一つ小さいサイズのN(高さ3.5cm)でも良かったかな?と思っています。
へちまの帯枕
年間を通してへちまの帯枕を愛用していましたが、硬さが気になっていました。
新しいものに取り換えてみても良いかもしれません。
涼感へちま 帯枕 帯まくら-No.011長さ約18.5cm巾約8cm厚さ約7cmガーゼ綿100%サイズ・ガーゼ丈約140cm素材:ヘチマ・紐ガーゼ【キモノ仙臺屋の単衣・うすもの和装小物】
たかはしきもの工房の防水布
満点スリップに使われている防水布で、表面はサラリとした生地です。
こちらの防水布を別途購入して、麻の長襦袢の背中部分に縫い付けて汗対策として使用していました。
帯枕でのトラブルがほとんどだったので、背中部分に1枚縫い付けるだけで安心感があります。
肌襦袢に縫い付けてもいいかもしれませんね。
こちらの防水布は優れものでした。
たかはしきもの工房で購入した汗対策、汗ジミ予防の商品(使用済のためキラキラ加工)
終わりに
夏着物入門当初に「たかはしきもの工房」の商品を利用していたことを思い出し、数年ぶりに汗対策商品を見てみました。
素材や仕様など進化しているようで、これから使ってみるのが楽しみです。(使用後の感想は別途記載予定)
もう一工夫したい部分もあるので、MY仕様に進化させたいと思っています。
夏の着物の透け感や軽さ、涼しさやひんやり感は夏の着物ならではです。
汗対策や汗ジミ対策をして、夏着物の魅力に目覚めましょう~♪
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