名古屋帯のお太鼓部分が終り、腹部分に取り掛かろうとしている作品が2つあります。
牡丹と蝶の花丸紋の加賀繍 と 加賀友禅「鶴の恩返し」に加賀繍のあしらい です。
腹部分の「下絵」を考えている段階ですが、「鶴の恩返し」はシンプルな3枚の羽+友禅へのあしらいに落ち着きそうですが(これも微妙に悩み続けています・・・)、「牡丹と蝶の花丸紋」がなかなか決まりません・・・
最終的に完成した「牡丹と蝶の花丸紋」の「下絵」がこちらになります。
ふ~
構成やモチーフの大きさや位置を変えたり、何度も書き直しようやく完成しました。
牡丹と蝶の花丸紋の名古屋帯の腹部分の「下絵」
前回の「牡丹と蝶の花丸紋」の腹部分の「下絵」
完成した図案と比べると、弱々しい雰囲気がします。
S字のイメージを意識し過ぎたかな?
修正後の「牡丹と蝶の花丸紋」の腹部分の「下絵」
上の牡丹を少し大きくして牡丹の葉のデザインに修正が加わりました。
更に微調整で、下のボタンの位置を少し右側に寄せてみました。
アドバイスが加わった方が良くなったように思います。
見比べると「全然ちがうな~」と、修正の的確さを実感します。
気になっている部分
○部分にもう1枚牡丹の葉を加えることになっているのですが、どうしようか悩んでいます。
仕立上がりは、上部の線から下が柄として表に出る部分の予定です。
最終的に辿り着いた「牡丹と蝶の花丸紋」の腹部分の「下絵」
最終チェックをしてもらいました。
気になっていた、追加するかどうするかの1枚の葉は、追加しないことに決定!
上部の2枚の葉はいらないということで、ようやく「下絵」が完成しました!!!
結構粘って、それなりに納得のいく「下絵」になったと思います。
やっぱり、「たっぷりとした刺繍」が好みなので、その部分は基本的にはぶれないで行きたいと思います。
終わりに
お太鼓部分はすでに出来上がっている「下絵」をもとに、配色を考えるだけでよかったのですが、名古屋帯の場合は腹の部分の「下絵」がないので、自分で考えなくてはいけません。
基本的に「たっぷりとした刺繍」が好きなので、「下絵」もそのようにしたいのですが、思うように描くことは難しいです。
配色も難しいけれど、「下絵」も難しい・・・
繍(ぬい)も難しい・・・
でも、それ以上に日本刺繍・加賀繍は、面白い!楽しい!美しい!
「牡丹と蝶の花丸紋」の下絵の完成までの工程はこちらをご覧ください!