金駒平埋めでロゴマークを繍ました。
完成まではの進み方を見てみようと思います。
外枠から内に向かって進んでいきます。
続きを説明していきます。
金駒平埋めの進み方
図柄はハート+αのロゴマークなので、まずはハートの半分の輪郭を金駒で繍っていきます。
輪郭をいかに綺麗に繍綴じつけるかが最大の課題です。
一番初めに取り掛かる外側の輪郭に全てがかかっているので、とても神経を使います。
ハート半分を1周するのに1時間ほどかかったような気がしますが、集中しているのであっという間です。
角付けが綺麗なラインになるようにと、互の目とじ(ぐのめとじ)の両方を意識しながら進んでいきます。
ここまで進んでくると先(終わり)が見えてきて、俄然やる気が出てきます。
が・・・
角付けのラインがどのように進んでいくべきなのか、最後まで気が抜けない状態です。
角付け・・・角部分を綺麗に出すための技法
ハートが半分終わって、ホットする暇もなくもう半分に取り掛かります。
また、緊張の輪郭!
1日にどこまで進むかの目標を立てて、コツコツ進みようやく途中経過のハートモチーフの完成です。
思いのほか、裏面が綺麗だったので驚きました。
「こんなにチクチクしたのね~」と、この時は満足したのを記憶しています。
互の目にとじているので「互の目とじ」です。
中心に向かうほどに互の目が近づいてくるので、その時は適宜、感覚で調整していきます。
とにかく重ならないように気をつけて「互の目とじ」です。
ハート+αを繍綴じ付けた後は、金駒の端部分の引き込みの処理になります。
これが、結構面倒な作業になります。
最終段階に近づいて、そろそろ金駒埋めに飽きてきたころの面倒な作業になり、ちょっと気合いが必要です。
「これが終わると綺麗になる!!!」と唱えながら
行うことにしています。(言霊・言霊)
すっきりとした刺繍を見て喜んだり・・・
完成した作品を眺めて、いろいろと1人反省会を開いたり・・・
眺めているだけで、時間が経ってしまうこともあります。(笑)
金糸は、黄色の絹糸に細く裁断した金箔が螺旋状に巻きつけられています。
金糸を生地に通すと、金箔が歪んだり剥がれてしまうので、生地の上に絹糸で綴じ付け行きます。
イメージ的には、生地の上に金糸が乗っている状態になります。
金糸は引っ張ると螺旋が伸びて隙間が出来てしまい、土台の黄色の絹糸が見えたりしてしまうので、注意しなくてはいけません。
角付けの部分を金糸が剥がれないように、綺麗にするにはどうしたらよいのか?
人によって、いろいろなやり方があるようです。
やればやるほど、課題が出てくるのが面白いところです。
*プレゼントの額なので、途中までの様子になりました。