着物の髪型をご紹介します。年齢に関係なく着物の髪型としての和装時の髪型の参考になればと思います。
着物を着る機会が増えると、いかに簡単に自分でヘアアレンジができないか、何か簡単に出来る方法はないかなどを考えるようになります。
また「毎回逆毛を立てるのも面倒だし髪の毛が痛みそうだし…」といった悩みも出てきます。
今回は独自で考えたすき毛(あんこ)、前髪ウイッグを使うことで逆毛を立てずに前髪部分のボリュームを出す方法をご紹介します。
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着物の髪型 自分で簡単にヘアアレンジする綺麗で時短テクニックの和装ヘアスタイル
逆毛を立てずに前髪部分のボリュームを出す方法
作り方の手順
後頭部の詳しいやり方は、こちらをご覧ください。
着物の髪型40代50代が簡単に自分でできるミディアム~ロングの和髪和装ヘアアレンジ
【すき毛をのせる】
- 頭頂部の毛と前髪を前方に向けておきます。
- 髪の毛を前方に向けた状態の上にすき毛をのせアメピンで固定します。
- 前髪の生え際がしっかりと立ちボリュームが出るように、前髪部分はしっかり目に固定します。
頭頂部にすき毛をのせているように感じますが、前髪の生え際近くまですき毛で覆うのがポイントになります。
逆毛を立てない代わりに、すき毛を使って前髪の生え際のボリュームを出すためにも、すき毛が後方に移動しないように前髪部分のすき毛の固定はアメピンでしっかりすることをお勧めします。
- 生え際から2~3㎝ほどのところまですき毛で覆います。
- 今回は両サイドの髪も同時に仕上げるやり方なので、耳上部分まですき毛をかぶせています。
- カチューシャを使うような感じで、すき毛をアメピンで固定します。
前髪と両サイドを同時に行うのが難しい場合は、前髪と片方のサイドの2ブロックに分けて整える方法もいいと思います。
その場合は分け目がつきやすいかと思います。
私は前髪部分に分け目がない髪型が好きなので、前髪と両サイドを1回で仕上げています。
- 垂れ下がっている前髪を半分ほどすくい、すき毛にかぶせます。
【前髪ウイッグをつける】
- 前髪ウイッグを逆さまにあてて固定します。
- 前髪部分の立ち上がりをしっかりとつけたい方は、生え際から1㎝以内の場所に固定します。
この前髪ウイッグを使う方法がとても便利なんです。
年齢とともに生え際の髪の毛の密度が少なくなっていくことは仕方のないことです。
前髪ウイッグを使うことで生え際の立ち上がりをつけることができ、すき毛が見えてしまうことも防げるのでおすすめのウイッグです。
【前髪と両サイドの髪を整える】
- 前髪と両サイドの髪をすべてすき毛を覆うように後方へまとめます。
- ブラシを使って表面の髪を整えます。
いきなり完成図でやり方が分からない場合は、下記の和髪和装ヘアアレンジを参考にしてみてください。
前髪部分に逆毛を立てるか、すき毛と前髪ウイッグを使っているかの違いなので、整え方は同じです。
着物の髪型40代50代が簡単に自分でできるミディアム~ロングの和髪和装ヘアアレンジ
【左側の完成図】
- 前髪の生え際から頭頂部までの丸み、ボリュームがしっかりと出ています。
【右側の完成図】
- 左右どちらから見ても、前髪の生え際の立ち上がりがしっかりと出ています。
着物の髪型、和装の髪型の特徴として、前髪やサイドの生え際がしっかりと立っていることが挙げられます。
洋服の時のヘアアレンジとは違う着物和装の髪型を楽しむことも、着物を装う時の楽しみのひとつですね。
【後ろ側の完成図】
着物の髪型に使用したすき毛 前髪ウイッグ
今回の結い上げスタイルの着物の髪型には頭頂部と両サイドを一度でまとめるため、横長のすき毛を使いました。
カチューシャを使うような感じですぎ毛をアメピンで固定します。
- すき毛のサイズ・・・最大幅11×長さ31×厚さ3
- すき毛の大きさはご自身の骨格に合わせて調整すると良いです。
- 付ける位置を変えると、雰囲気が変わります。
- 前髪ウイッグのサイズ・・・付け根の幅5.5×長さ16
- 前髪のボリュームを出すために使っているので、毛量があるウイッグがおすすめです。
- 柔らかい人毛よりも張り感のある人口毛がボリュームが出やすいです。
すき毛の厚みを変えることで、大きな髪型や控えめな髪型と変化をつけることができます。
すき毛の表面の形によって髪型のラインが決まるので、丸みを整えることをお勧めします。
訪問着や付け下げには大きめの髪型、小紋や紬には小さくまとめた髪型、また季節や着物を着る場に合わせて工夫してみるのも着物の装いの楽しみですね。
いろいろな長さの前髪ウイッグです。
生え際のボリュームを出すことが目的のウイッグ使いなので、その場合は短いタイプがおすすめです。
長さがあると毛先の処理も必要になります。
こちらは私が使っている前髪ウイッグよりも、横幅や毛量があるように感じます。
毛量があるとすき毛を覆いやすいので使い勝手がいいのではないかと思います。
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着物の髪型を自分で作る時に使う道具 材料
前髪、両サイドの髪をまとめて整えるには、ブラシが最適です。
写真のタイプのコームは、髪の毛に絡まりやすいように捻じれが加わっています。
一度差し込むと取り出しにくいので、今回は差し込んだまま仕上げました。
前髪と両サイドを一度にまとめるのは少々難しいかもしれません。
コームで片側を固定する方法も取り入れると、やりやすいかもしれません。
すき毛を覆うように、ふんわり柔らかくブラシで大まかにまとめるように整えています。
着物の髪型 和装 自分で出来るヘアアレンジ 和髪ヘアスタイルのまとめ
着物の装いのかなめは髪型だと思っています。
自分で着物の髪型のアレンジが出来るととても便利です。
少しでも簡単に髪を痛めずに着物の髪型、和髪ヘアアレンジが出来る方法はないかと考えてます。
着物の髪型、和髪のこだわりの前髪とサイドのボリュームの出し方を考えて実践しています。
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