40代50代向けの訪問着に合う着物の髪型をご紹介します。
襟足の立ち上がりや逆毛が必要のない髪型なので、時間の短縮(時短)になります。
アシンメトリーで正統派ではないラフな印象です。
後頭部のボリュームを押さえることで、小紋や浴衣にも合う髪型になります。
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着物の髪型 40代50代が綺麗に装う為のおすすめポイント!
「1に髪型、2に化粧、3に着付け」といいますが、着物の髪型によって着物の装いの印象ががらりと変わってしまいます。
全体の大きさや重心の位置によってかなり印象が変わりますが、1番のポイントは髪の表面が綺麗に整っているかということです。
通称「あほ毛」を押さえるだけで、かなり整った清潔感のある印象になります。
簡単に自分でアレンジする方法 訪問着に合う着物ヘアアレンジ ロング
作り方の手順
【髪の毛を4ブロックに分ける】
前髪と頭頂部、右サイド、左サイド、後頭部の4つのブロックに分けます。
- はじめに前髪と頭頂部を取り分けます。
- 次にサイドの髪の毛を取り分けます。
- サイドの部分は、耳の後ろから頭頂部に向けて取り分けます。
- 残りの部分が後頭部になります。
【後頭部の髪の毛をまとめる】
- 後頭部の髪の毛で、お団子を作ります。
お団子を作るときの時短ポイントです。
髪の毛で輪を作るように、毛先を全て引き抜かない状態にします。
髪の毛で輪を作ると、その輪がお団子の土台になるので崩れにくく安定感のあるお団子が簡単に作ることが出来ます。
- 髪の毛で輪を作るように、毛先を全て引き抜かない状態にします。
- 残してある毛先をゴムの根元に巻き付けます。
私は今、髪の毛がかなり長いので、隠れる部分に毛先を納めました。
【すき毛(あんこ)を付ける】
- お好みの大きさのすき毛(あんこ)をUピンで固定します。
すき毛の端の部分が浮いてこないように、頭に沿うように付けると綺麗な仕上がりになります。
今回は、後頭部から頭頂部にかけてボリュームを出すように縦長にすき毛を付けました。
【両サイドの髪の毛をかぶせる】
- 左右両サイドの髪の毛を、すき毛を隠すようにかぶせます。
すき毛を隠すために、髪の毛で広く面を作りようにするのは、少し難しいかもしれません。
ゴムで縛ってから髪の毛を引き出すようにすると、やりやすいです。
【サイドの毛先をまとめる】
- 毛先を見えないように処理します。
毛先はくるくるとまとめて、すき毛の下に入れ込んむと簡単に処理することが出来ます。
【ウイッグをかぶせる】
- 見えている部分のすき毛を隠すようにウイッグをかぶせます。
ウイッグの付ける位置で、頭頂部にのボリュームを調整することが出来ます。
今回は、前髪の生え際の立ち上がりが少なめなので、後頭部側のボリュームを出すことで、頭頂部のボリュームを出しています。
前髪の生え際の立ち上がりをつけない場合は、後頭部の部分でボリュームを出すと時間が短縮できます。
【前髪と頭頂部の髪をかぶせて完成】
- 残りの前髪と頭頂部の髪の毛を覆いかぶせます。
ウイッグを使った場合は、ウイッグの根元の部分を見えないように隠すことを意識しながら地毛をかぶせます。
ウイッグの根元が見えなくなると、地毛と馴染んで自然な仕上がりになります。
ウイッグの色が地毛の色と違っていても、根元が隠れていれば案外自然に馴染みます。
【左側の完成図】
左サイドはシンプルな仕上がりです。
アシンメトリーな髪型で正統派ではありませんが、ボリュームがある髪型なので訪問着に合います。
後頭部のボリュームを控えめにすると、小紋にも合う着物の髪型です。
着物の髪型に使用したすき毛 ウイッグ
今回のアシンメトリーのボリュームのある着物の髪型には、大きいタイプのすき毛を使いました。
- すき毛のサイズ・・・17×22×5
- ウイッグ・・・縦に22㎝
大き目サイズの17×22×5のすき毛と22㎝のウイッグは、今回の髪型以外でも使用頻度が1番多いタイプで、とても使いやすいです。
すき毛は、浴衣や小紋には小さいすき毛、訪問着には大きなすき毛と、着物の格に合うようにサイズ分けしておくと便利です。
【ヘアセット 材料】 【ネコポス便可】カラートップ ヘアートップ 毛たぼ すき毛 自然色 中国製【ヘアトップ】
40gで500円のお買い得価格のすき毛、毛たぼです。
カラーは1色ですが、馴染みやすい自然色のすき毛です。
こちらのすき毛は寄せ集めた感じのすき毛なので、表面を滑らかに整えてから使った方が、仕上がりが綺麗になります。
着物の髪型は表面の面を滑らかに整えることで、綺麗な印象を与えます。
こちらは、レビュー数が多いすき毛です。
自然色(黒色系)と茶色の2色からお好みの色を選ぶことが出来ます。
黒色、自然色、栗色、明るい栗色の4色から色を選ぶことが出来ます。
130gありお買い得価格のすき毛です。
着物の髪型を自分で作る時に使う道具 材料
いつもの定番の道具と材料です。
- 櫛・・・つげ櫛、ブラシ
- ゴム・・・太いっしっかりとしたゴム、細く目立たないゴム
- ピン・・・Uピン、アメリカピン
- スプレー・・・スーパーハードスプレー
- ワックス・・・固形タイプ
天然素材 本つげ櫛椿油仕上げ つげ櫛セット櫛(大) (箱付き)
つげ櫛は持ち手のあるタイプがおすすめです。
持ち手の先の棒状の部分で、1,2本はみ出てしまった髪の毛や髪の表面の丸みを整えることに役立ちます。
指を使って整えようとすると、余計な部分まで触ってしまうことが多いので、触れば触るほど乱れる悪循環になります。
つげ櫛の持ち手を上手に活用できると、更に美しい着物の髪型に近づけることが出来ます。
泥染め大島紬訪問着の着物姿
大島紬の泥染め蚊絣秋単衣訪問着と芭蕉布クワンカキー名古屋帯のコーディネートの装い
秋単衣として泥染め大島紬を単衣に仕立て直しました。
紬ですが訪問着だということもあり、ボリュームのある着物の髪型が似合います。
着物の髪型 40代50代 簡単に自分で出来る訪問着に合う和装ヘアアレンジ ロングのまとめ
大島紬の訪問着を着ました。
後頭部にボリュームがあるので、奥行きのある髪型になっています。
毛先の渦巻は余り好みではありませんが、触りすぎると崩れの原因になるのでこの状態で終了です。
次回への着物の髪型作りに生かしたいと思います。
左側はシンプルです。
一度ウイッグを使うと、便利すぎて使わずにはいられなくなります。
自分に似合う着物の髪型を発見して、どんどん楽しみましょう!
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