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きもの文化検定 1度で1級合格に役立つ歌舞伎の鑑賞の方法のポイント

12月大歌舞伎のポスター

「きもの文化検定」の勉強は順調に進んでいますか?

多くの方は、仕事や家事以外の自分の時間を使って「きもの文化検定」○○級合格に向かって勉強に取り組んでいると思います。

1度で合格するための短期集中型勉強法とはいうものの、自分の時間が全て勉強となると、かなり息苦しい生活になってしまいます。

 

そこで、「きもの文化検定」の勉強に役立つ息抜きとして、歌舞伎鑑賞がお勧めできます。

歌舞伎では「きもの文化検定」に出題されそうな「用語」をかなり耳にします。

ポイントはイヤホンガイドです。

解説者の優しい声が心地よいです。

きもの文化検定・1度で1級合格!に役立つ「イヤホンガイド」

歌舞伎鑑賞でのイヤホンガイドの説明の中には「きもの文化検定」に出題されそうな「用語」が沢山解説されています。

舞台上の演者に合わせて説明されているので、実際を観ながらということで理解しやすいです。

 

ほんの一例ですが、

「股立ちをとる」・・・裃姿で歩く際に足さばきをよくするために、小袖の裾を袴の裾先から引き出してたくし上げ、腰紐に挟み込むことをいいます。

「揚帽子」・・・御殿女中や裕福な町人の女性が外出時の塵除けとして用いていました。表は白絹、裏は紅絹のものが一般的である。

「前垂」・・・茶屋娘のシンボルである腰から下の現代のエプロンのような物をいいます。

「唐桟縞」・・・江戸時代に輸入された縞柄の綿織物。インド東岸のセント・トーマス港より出荷されたためこの名があるといわれています。

 

他にも歌舞伎役者の定紋、きものの生地、文様、色目など、いろいろな説明があるので、新たな用語の勉強、復習に役立つと思います。

きもの文化検定・1度で1級合格!に役立つ歌舞伎の「ポスター・チラシ」の活用方法

歌舞伎座に配置してあるチラシにも、「きもの文化検定」に出題されそうな「用語」のヒントが沢山盛り込まれています。

「ポスター・チラシ」の全体を観察して「きもの文化検定」の勉強に役立てる方法

12月大歌舞伎のポスター・お染の7役の衣装画

上のチラシの中からは

「首抜き」・・・お六のきものの文様の配置

「片袖」・・・お光の右袖を抜いた装い

「前髪」・・・久松の前髪部分が残っている状態の丁髷。男児や若衆がする髪型。

「月代(さかやき)」・・・丁髷(ちょんまげ)を結うときに頭頂部を剃ることを、「月代を剃る」といいます。

「蛇の目傘」・・・お六が持っている傘。晴雨兼用の傘。

「番傘」・・・雨天時用の傘。

「頭巾」・・・貞昌が頭に付けている折りたたんだ布。

などなど・・・

「ポスター・チラシ」の気になる人物を細かく観察して「きもの文化検定」の勉強に役立てる方法

大歌舞伎のポスター・阿古屋の衣装を身に纏った坂東玉三郎さん

壇浦兜軍記の阿古屋のポスター・チラシから「きもの文化検定」に出題されそうな「用語」は?

 

「太夫」「花魁」の違い

「太夫」・・・江戸時代初期頃、当時は女歌舞伎が盛んで、芸達者な役者が「太夫」といわれたのが始まりとされています。芸を提供する職業の中でも、芸と教養も兼ね備えた女性に与えられる最高位の称号といわれています。(因みに現在も太夫は5名在籍しているそうです。)

「花魁」・・・遊女の中でも、その美しさや芸事の技能により高い評価を得た女性に対する一般的な呼び方です。江戸の吉原で太夫が消滅し、変わって「散茶(さんちゃ)」と呼ばれる遊女が「花魁」となり、主流となっていった。

「橫兵庫」・・・遊女特有の髪型で、江戸の吉原、京の島原をはじめとして流行しました。蝶が羽を広げたような格好で、特に上流の花魁などが結った髪型。

「赤衿を返す」・・・島原の太夫の風習で、島原太夫は十万石の大名と同位の正五位の官位を持ち、禁色の赤を身にまとっていることを見せ、御所に入所出来る事をアピールしていると言われています。

 

他にも着付けや文様など、「きもの文化検定」に出題されそうな「用語」がありそうですね!

 

参考資料

江戸のきものと衣生活 (日本ビジュアル生活史) [ 丸山伸彦 ]

 

終わりに

これまでにも「きもの文化検定・1度で1級合格」を目指しての勉強方法について書いていますが、今回は「きもの文化検定・1度で1級合格」を目指した息抜き方法のご紹介でした。

息抜きの勉強は道草しながらの勉強なので、自分の興味の赴くままで楽しいです。

少しリラックスできたら、「きもの文化検定・1度で1級合格」を目指しての勉強にもどっていました。

息抜きとはいっても、結局は気になる「きもの文化検定」です。

 

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